見出し画像

第15回 富士忍野高原トレイルランニングレース

第15回富士忍野高原トレイルランニングレースに出場してきました。


結果


23位, 年代別3位 入賞!
4時間7分31秒

コースレイアウト


大会パンフレットより引用

コースは杓子山・子の神までの長く険しい登りと2つの短く緩やかな登りで構成されている。特に杓子までの登りは走れない絶壁を登る部分があり、越生の記憶が蘇るほど。加えて今回は雨で路面も悪く、ところどころ滑ってしまう。

一方、くだりについては、テクニカルなものは子の神からのみで、他は林道やシングルトラックで速度が出せる。高速で下る分には気持ちがいいが、疲労が蓄積して走れなくなっていると、タイムロスに。

総距離は35km, 1800m D+とショートレースの中ではお手頃。首都圏からのアクセスもよく、人気大会になっている理由が伺える。

装備


ザック:Salomon ADV SKIN 12
基本これしか使わない。

シューズ:Salomon ULTRA GLIDE 2
ASICSのFuji Lite 4と悩んだが雨岩場の信用があるSalomonで

ほか:水1L、フラスク2本、マイコップ、補給食(羊羹、カフェイン入りジェル)、The north face GTX trail endurance jacket、エマージェンシーブランケット、ココヘリ端末

寒くなりそうなトレイルレースでは滑落・遭難のリスクを踏まえてエマージェンシーブランケットとレインウェアだけは欠かさずザックに入れることにしている。今回も着なかったがとりあえずザックに入っていた。

ほかのものもそう。結局もぐもぐ食べながら走るのでどんどん軽くなってはいくが、万が一滑落した時に生存のリスクは上げておきたい。

そういう意味では最強はやはりココヘリ。彼女や親に番号を伝えてあり、レース後帰ってこなかったら連絡するような決まりにしてある。

直前の練習

2週前に彩の国100Kを命からがら完走。

そこから1週前まではほぼ練習なし。

1週前からはダニエルズのEペースをメインとしつつ、Eペースより下のジョグやTペース走を入れて大体74 kmくらい。

とくにテーパリングはせず練習の一環として出場。

レース


スタート~子の神~二十曲峠

ここはとにかく辛かった。

天候や傾斜を踏まえると子の神からの下りが渋滞しそうな予感がしていたので、なるべく前の方で入りたく頑張るのだが、周りが有り得ないくらい掛けていくので全然付いていけず泣きそうになる。

が、嵐というのは耐え忍べばそのうち収まるもので、杓子山頂上ついたあたりでみなスピードが落ちて落ちてくるので手堅く回収しつつ進む。

子の神からの下りはテクニカルでプチ渋滞。自分は3-4人しか待ちがなかったが、後ろの方だと凄いことになっていそう。怪我無く安全にくだりを終えると、ミドル・ショートの部と合流。

ただ、みんな意識して譲ってくれるので割と走りやすい。

が、途中からのシングルトラックで流石に抜けぬ……となっていると

すみません!すみません!!

とシングルトラックの狭いところを通りぶち抜いていくロングの部。
いや、危なすぎだろ、と

シングルトラックで無茶したらダメだよ!

と声をかけるが彼は止まらず。マナー悪いなぁ、と嫌な気持ちになるがすぐ忘れてレースに集中。ちなみにこの彼はその後、最後の登りで潰れており、回収しました。

二十曲峠~大平山~笹尾根

二十曲からの下りは楽しく下れるところで、ミドルの部の選手が高速で下っていくので後ろに付かせてもらう。こういうくだりは素早く下れると本当に楽しい。

登りまでロードを走らされ(いつも割とつらい)、ここから登りに。緩斜面がずっと続くのだが、結局登りでは誰も抜けずに終了。しかし、くだりでもう走れなくなっている人を何人かパス。

笹尾根~フィニッシュまで

ここからはひたすら緩斜面。全走りを敢行し何人かパス。ラストの緩斜面を上げていく感じが僕はすごく好き。

そのあとのジグザグ路も耐えに耐えてほぼ全走り。登りを登り切った後の力が抜けるような感覚が辛い。

二十曲からのダウンヒルは全力で。走れなくなっている選手を何人か抜く。明らかに恰好が慣れていない感出ている同じセクションの選手を抜いて「この人こんな初心者感出てるのにこんな前居るの!?」となるが、後で調べたらどうやらラップしていたということらしい。

そこからの平地もベストエフォート、rateは150くらいとかなり高いけどスピードは4'50"とかそこら。ここが一番きつかったが、後ろを確認してだれも居ないのを見て一安心。

ゴール。

課題

  • 乳酸が溜まるような強度の練習をしてなさすぎて、その強度が来ると一気に弱気になる。今回のレースで言うと前半部分。これからしばらくショートに出るので、この強度を入れていこう。

  • 一回目の二十曲峠のエイドでかなりもたついた。ロングでないならあまりゆっくりせず!

  • ラストの緩斜面を押した走りを出来れば2回打てるようになりたい。いしおかのレースの時はできていたので(短いからだけど……)、再現性を。

  • ULTRA GLIDE 2は実はソールが硬くて足のダメージが大きい疑惑がある。その分下りをいなしやすいのかもしれないけれど。

  • とはいえ途中で力尽きることなく最後までプッシュできた良いレースだったかもしれない

  • ほとんど練習は平坦でしか走っていないのに(週末トレイルランナー)、平坦が遅すぎて、平坦で抜かれる→登りと下りで追いつく→平坦で抜かれる、を繰り返した。平坦はプッシュしてもいいのかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?