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大津市の地域交通課題を解決するためのアイデアソンを開催!

 少子高齢化やライフスタイルの変容が社会にもたらした影響は大きく、地域の交通課題が取り沙汰されるようになって久しい。一方で、交通課題は多くの地域で顕在化してきてはいるものの、それぞれの環境や規模を考慮した上でアフターコロナの社会にふさわしい解決策を講じる必要がある。

 そこで今回は、「大津市の交通に課題意識を持つ地元住民」、「地元の交通事業者」、「異なるバックグラウンドや専門知識を持つ全国の方々」の参加を募り、大津市鶴の里地区の交通課題に焦点を当てたアイデアソンを開催した。開催場所は、地元の大津市会場とオンラインでのハイブリッドであった。(開催日2021.11.23 詳細はこちら

 当日は、大津市の清水副市長をはじめとする職員や審査員として関西のイノベーションを牽引する竹林一氏などの多くの来賓の方にも参加していただき、大津市の交通の未来を拓くアイデアについて話し合った。

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 ワークショップでは多様性に富んだ8チームが用意されたフレームワークを用いながら今回のテーマである「どのような移動サービスがあれば我々は鶴の里地区でマイカーを使うよりも“自由”に、楽しく、安全に生活出来るだろうか?」について議論を行い、具体的なアイデアを練り上げた。

 「交通の衰退が健康や地域コミュニティの衰退につながる」といった意見も挙がり、各自が課題を深刻なものと捉えつつ、参加者が熱心に意見を交わす様子からは見ているこちらが熱量を肌で感じるほど。

 このアイデアソンは、地元住民・自治体・交通事業者・外部の参加者の協働の機会を生み出したわけだが、このように多くの人が真剣に意見を出し合い考え抜くことがイノベーションの種となりうるのだろう。

 今回出たアイデアのすべては大津市が持ち帰り、実施に向けて検討を進めるとのことであった。実際にどのような形で実現され、どのような成果が得られるのか。今後の大津市の交通政策から目が離せない。

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