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探している途中、でもそれでいい。

前までは目紛しく日々が過ぎていたけど、最近は1日1日がちゃんと過ぎていくように感じる。それは僕自身に余裕が生まれたのか?それとも暇なのか?ちょっと曖昧ですが、今年も10月になり、秋田も肌寒くなってきました。

僕は仕事を7月の真ん中ごろからはじめたので、ようやく訪問介護の仕事にも慣れて、来月からもう一つ福祉の仕事を始める予定です。それはさておき、今日は久しぶりに、最近印象深かったことをnoteに書いていこうと思います。

燃える闘魂、永遠に。

10月1日にアントニオ猪木さんが亡くなりました。少し前に24時間テレビで見たばかりだったので、とてもびっくりでした。僕は小学校の頃からプロレスが大好きで、今年の1月4日の東京ドーム大会にも4年ぶりにいく計画を友達と立ててる矢先の出来事でした。

僕がアントニオ猪木というプロレスラーを詳しく知ったのは大学生になってから。小・中学生の頃に熱狂したプロレスはいわゆる現代プロレスで、華やかなコスチュームに派手な技。今も現役の中邑真輔やオカダカズチカの時代からでした。その選手たちが所属する”新日本プロレス”という団体の過去を調べていく中で創設者の猪木さんを知りました。

ブラジル移民から力道山先生にスカウトされてプロレスラーになった猪木さん。馬場さんとの永遠のライバルストーリーやプロレスブームを作る常識を覆す発想。

派手な技は少ないが、対戦相手と真っ向から向かい合うスタイル、どんな強靭な相手の挑戦も受け、どんな危険な技も受け止める姿勢、これが本物のプロレスラーであり、燃える闘魂そのものだと感動しました。そして、僕が熱狂した今の新日本プロレスにも、根っこにそのストロングスタイルが残っていると思いました。

プロレスを超え、プロレスファンを超え、世間に訴えた猪木さん。環状線を超え、プロレスを通じて「生きるとは何か」を突きつけた猪木さん。僕も猪木さんから教えてもらったことを大切に、自分の生きる意味を考え続けながら、一足づつ踏み出していこうと思います。

燃える闘魂、永遠に。


日本の自殺問題の現状を知る

僕が高校生の頃、「秋田の自殺率は日本一」ということをよく聞きました。それもあり、福祉の仕事をしてから秋田や日本の自殺問題の現状や自殺対策に取り組む人の話を聞いてみたいと思っていました。

そこで縁あって、秋田で自殺対策に20年間取り組んでいるNPO法人蜘蛛の糸の代表の佐藤さんとお会いさせていただきました。その席でこれまでの活動のことや秋田の現状を聞き、さらに 10/15.16に行われた「北東北生きる支援フォーラム」にもご招待いただき、参加してきました。

北東北(秋田、青森、岩手)と山形の自殺対策の実践を聞いたり、NPO法人LiFE LINK代表の清水康之さんのお話を聞いて、自殺問題の根深さを知ることができました。それと同時にこの問題と自分の関心領域が近いと思う機会も何度もありました。

というのも、僕はこれまでずっと”高齢者の生きがいの少なさ”などを変えたいと思っていて、大学卒業後はその分野で起業をしようとも思っていたほどでした。ですが、なかなか上手くいかずに悩んでいたところで今回のフォーラムに参加し、自分がやりたかった生きがいづくりや地域づくりと自殺問題の通じる点が多くあると思いました。

来月から僕も実際に相談員として現場で働かせていただきます。現状を知りながらこの課題を深掘り、どうすればより解決に向かえるのかを考えながら仕事もしていけたらと思っています。


最近あった出来事で印象に残ったこと、2つを書きました。それ以外にも最近は楽しいこと、勉強になることがたくさんあったと思います。最後に今の心境を少しだけ書いて、今日のnoteも締めようと思います。

最後に
まだまだ探している途中です。そして、それで良いと僕は思っています。

僕は大学4年間、ずっと地域活動をしてきました。それは「死にたい」と言っている高齢者の方との出会いがきっかけで、その方の生きがいづくりからはじまり、学生と地域との繋がりをつくってきました。

この大学時代の経験は、今の僕をつくってくれています。そこで出会った仲間や後輩も本当に財産です。ただ、僕が最近思うことはそろそろこの活動や今まで自分が見てきた福祉、考えてきた社会や地域と一旦離れてみようということです。

これは僕にとって大きな変化で、もちろん軸みたいなものはこれからも変わりませんが、でも今までの自分の活動や実践を一旦リセットすることで、本当の意味で新しい一歩を切りたいと思っています。

振り返れば3年間、毎日地域の高齢者の方々のことを考えてきました。本当にやり切れたと思うし、学生時代に地域活動以外にも本当に色々な経験をさせていただきました。それらが今の僕を構築していることは間違いありません。

これまで自分が一生懸命取り組んできたことに誇りを持ちつつ、高校野球と同じように自分の中に閉まっておこうと思います。そして、また次の挑戦を大きくではなく、一歩づつ、はじめていきます。

まだまだ僕は、自分自身が心の底から情熱を注げることを探している途中です。でも、それでいいと思うんです。カッコつけて、周りにせかされて、背伸びする必要なんてない。自分の中で「これいいかも」という小さなきっかけを見つけて、経験する中で、焦らず見つけていきたいと思います。僕自身が「焦らなくても良い、探している途中じゃんか」と自分に言えるようになったのも、変わったことの一つだと思います。

でも、”まずは目の前の人の想いに向き合うこと” それは変わらずにいこうと思います。そして、自分を大事に、関わる人を大事に、大好きな人たちを大事に、一歩一歩前に進んでいきます!

こんな超個人的な文章を最後まで読んでくれた皆さん、本当にありがとうございました~。


2022.10.19 
鷲谷建

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