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創造性が上がると知っていても、なかなかリラックスする勇気が出ない罠

ぼくは音楽を作っているので例に出しやすいってのもありますけど、以前noteで書いた「リラックスが大事」みたいなこと。

ざっくり説明すると「リラックスしているときにアイディアが生まれやすい」というnoteです。それで思ったのは「リラックスする」って結構勇気がいる行動だな、と。追い込んで考えまくって制作をする…というのが、なんかそれっぽいし。

まさか、リラックスしてる時にアイディアが思いつくなんて、天才ちっくな、奇跡みたいな感覚ですもんね。

なのでリラックスするにも勇気が必要…とはいっても、なかなか理解が難しい。それはその通りで、これは生物学や心理分野での「ホメオスタシス」いう生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする働きのせい、らしく。

心理的なホメオスタシス: 人間の脳は、知らないことや未経験のことに対して自然と抵抗を示します。現状維持は安全で、脳はその安定を守ろうとします。たとえ「成功したい」と思っていても、新しい挑戦や変化には不確実性が伴い、脳はこれを脅威と見なすことがあります。リラックスすることさえも、脳にとっては現状の集中状態や緊張状態からの「変化」として捉えられ、それに対する抵抗が生じることがあります。

自己イメージの維持: ホメオスタシスは、自己イメージや自己認識を守る働きにも影響を与えます。「頑張っていなければ成功しない」といった信念が深く根付いている場合、リラックスすることはその自己イメージを揺るがすものと感じられます。これが、リラックスすることに対する心理的な抵抗を生み出す要因となります。

習慣と慣れ: 頑張り続けることが習慣化されていると、その状態が「通常」として脳に認識されます。リラックスすることは、この慣れた状態から脱却することを意味するため、ホメオスタシスが働いて変化を拒むことがあるのです。リラックスが「不慣れ」で「不安定」に感じられるため、意識的にリラックスを取り入れることに抵抗が生じます。

というやつがあるので「意識的にリラックスをすること」ってなかなか高難易度なんですよね。特に現代社会って。

「よーし、じゃあリラックスしよう!」と意識を変えたところでそれが難しい。ふーっとひといきついた時、けっこうたくさんの人がスマホやPCを開くのでは?それではリラックスできないのよな。情報やコンテンツがたくさんあるから。煽りや広告、逆におもしろそうで刺激的なコンテンツもいっぱい。

ソーシャルプレッシャーってのもありますよね。

だからリラックスするためには、まずはデジタルデトックスだ!と言いたいところだけど、それも難しい。暇ですもの。だから、もうこれは努力としてのリラックスに近いかもしれない。信じ切るかどうか…賭け、とまではいかないけれど、やっぱり行動や考え方を変えるのって勇気が必要ですね。

(あと会社とかだと、リラックスしてたら上司に怒られるって場合もありそう。ぼくも前の職場そうだったしな)

徐々に変化を取り入れる: ホメオスタシスをうまく活用するには、小さな変化から始めるのが効果的です。リラックスの練習も、少しずつ取り入れることで、脳に「これは安全だ」と認識させることができます。例えば、5分だけ深呼吸や瞑想を行うなど、短時間のリラックスから始めると良いでしょう。

意識的な再認識: リラックスすることが成功や創造性に役立つという事実を繰り返し意識することで、ホメオスタシスを徐々に変化に適応させることができます。新しい習慣を形成する際には、脳に「これが新しい通常状態だ」と認識させるために時間がかかるため、焦らず繰り返し行うことが大切です。

感情の管理: ホメオスタシスによる抵抗は、しばしば不安や恐怖と結びついています。そのため、感情を理解し、受け入れることが大切です。不安や抵抗感が生じたときに、それがホメオスタシスの自然な反応であると認識することで、冷静に対処できるようになります。

という感じなので、リラックスする前にまずは思考を変える(本来の状態か?)ことが大切なのかな、と思います。リラックスすることに罪悪感を感じず、むしろいいことだって思えるようになるとか、難しいねぇ。

とりあえずちょっと時間が空いたので散歩をしてこようと思います。暑いので、必殺の木陰中心移動を繰り出す(森林浴はめちゃくちゃいいらしい)

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