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「面接官」は何を思うか<その4>/気まぐれ雑記

はい、ちょっとブレイクは挟みましたけど、続きでございます。
前記事はこちら。

夢なんか、とくにないよ!

採用面接のときに100パー答えなければならないものが、「志望動機」。
「あなたは弊社でなにをやってみたいですか?」とか聞かれますよね。

97%くらいの人が内心

「知らねーよ!夢とか特にないし!」

・・・と思っているのではないでしょうか。
そりゃね、聞く側だってわかってはいるんですよ。
かつての自分もそうだったんですから。

だけど逆にとらえるとですよ。

そうそう自分の夢について考える機会なんかない

・・・とも思うのですよ。

認識しているかどうかはともかくとして、
面接に臨むあなたは、人生の岐路に立っているのです。

その道で正しいのかどうか。
『悩める幸せ』をじっくりと味わってください。

そして、どうして「入社してからやりたいこと」を聞かれるのか、ちょっと考えてみていただけますでしょうか?

会社が欲しい人材とは

採用面接の際、面接官が心の底から思っていることが一つあります。
それは

この人、本当に入社してくれるんだろうな!?

ということ。

まず第一にここに疑念を持たれた瞬間、その人は次のステップに進めなくなるでしょう。
どんなに優秀な人材でも、「入社しない人(しなさそうな人)」に内定を出すのは二の足を踏みます。
そりゃそうです。
採用にはコストがかかっているのです。お金をかけているのです。
希望の人材を採用できなかったら、ムダ金です。

そういうわけで面接官は

・会社への愛着や業務への熱意が薄い人
・社風とは馴染まないかな?というタイプの人
・本社の所在地に縁もゆかりもない人
・将来的にやりたいことが、社業と乖離しそうな人

・・・などなどの人を辛目に採点せざるを得ない事情があるのです。

ということはつまり
・「御社のことが大好きで、御社がやっているあの仕事をやりたいです!」
・「御社のイベントに参加したことがあり、私はあの雰囲気が好きです」
・「御社の所在地が地元で、親戚一同、そこに住んでます」
・「御社の事業を発展させて、この事業をやりたいです」

何の衒いもなく、こんなことを言ってくれる人の方が断然有利だということになります。
これは業界を問わず、採用面接の真実だといえると思います。

本当に聞きたいのは「あなたの夢」ではなく、

将来的に我が社を支える覚悟はありますか?

ということなのです。

「自分のやりたいこと」なんて、入社して何年か経って見つけられるかどうか。全然見つけられないまま、漫然と働き続ける人もいるし、去る人もいます。

だけど、最初から「いなくなりそうだなあ」という人を採用することはできない。

そこをふまえたうえで、「ご自身のやりたいこと」を考えてみてはいかがでしょうか。

次回はもう少し細かい部分での面接テクニックを書いてみようかしらん?
もうちょい続けるつもりです(^_-)-☆


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