見出し画像

私にとってimaseはどうしたって"天才"だ

みなさん、imaseを知っているだろうか?うん、知ってるよね。2021年からめちゃくちゃ人気だったらしい。TikTokとかYouTube shortsとかでバズってたらしい。
頑なにTikTokをインストールしたくないという意地のせいで、2023年12月に初めてimaseの曲をちゃんと聴いた。

初めて聴いたのは『I say bye』だった。なんだこの良さは!?久々に、びびっときた。次々にimaseの他の曲を聴いていくと、どれも良すぎる。
ちょっとMVも観てみるか.....。ええっ若い!!!MVの雰囲気もめちゃくちゃ好きだ!続いてWikipediaを見てみよう.......23歳!?それまで音楽の経験なかったけど20歳から始めたの!?何この人......。天才じゃん......。そこでもう私はimase=天才、の認識になった。

そこから毎日imaseimaseimase。imaseばっかり聴いてた。年始に思い切り体調を崩したときも、他のラジオや音楽は全部ノイズに聴こえて身体が受け付けなかったのにimaseだけは聴けた。これがわたしにとって結構、いやかなり、救いだった。

友達に会うたび、「実は今ハマってるアーティストがいまして...imaseっていうんだけど...」と紹介しては、「いや今更!?知ってるし聴いてるよ!」と言われる始末。地元に帰省したときお母さんにも全く同じこと言われた。流行りについていけなくなるって怖い。
親友のギャルに会ったときも懲りずに「imaseって知ってる...?」と言うと、もちろん「知ってるよ」の返答。いや実は、体調崩してたときもimaseだけ聴けたんだよ!と続けると、大抵の人は「何それwすごw」と流すのに、親友のギャルだけは違った。

「え、それ本人に伝えた?」

え???いや、伝えるって?どういうこと?と聞くと、「どんな手段でもあるじゃん今なんて。絶対本人が聞いたら喜ぶよ。伝えなよ!!!自分で言わないなら代わりに伝えてあげようか?」と言われる。え、えぇ〜??、と困惑する私。その発想すごいな、と思わず笑った。いちアーティストを普通にひとりの人間として見てるんだろうな。私には無い発想だった。でもそれ以降も、やっぱりSNSとかにコメントするのはなんか恥ずかしくて、本人に伝えるタイミングは無く数ヶ月が過ぎた。

ところが、3月2日にまさかのことが起きた。
渋谷でimase本人に会えて、「実は体調崩してたときにimaseさんの音楽だけ聴けたんです...!」と伝えることができた。えーーー!そんなことある?

実は、その数日前からimaseがSNSで「3月2日に渋谷MODI前で何かあるよ〜!」と匂わせていた。最近たくさんリールあがってるし、アルバム発売のサプライズ広告かな?まさか本人は来ないよなあ?と思いつつ、19時前に渋谷MODI前で待機していた。すると、始まったインスタライブ!「あるところに向かってます!!」と話すimase。えーーー!?その直後、本当に目の前にimaseがいた。
予想通りアルバム発売の発表で、imaseと取り囲む人々で一緒にMODIの広告を見た。imaseは画面の中で見てたそのまんまの人で、優しくてゆるゆるしてる感じだった。普通に会話もできて、「体調崩してたときに〜」の話も言えた。前後の文脈が無いから意味分からなかったと思うけど、まあそれは仕方ない、伝えられたことに意味があると思う。

手渡しで貰ったティッシュ

問題は!!!
いや、問題ではないんだけど、私が震えたのはファーストアルバムのタイトルだった。広告にババーンと表示されたアルバムのタイトルが、まさかの、『凡才』だった。ボン....サイ.....????bonsai....???いや何を言ってるの?と本気で戸惑った。
ずっと頭の中で(いやimase天才すぎるやろ)と思い続けてきた数ヶ月をガコーンと殴られた感じだった。いやあなた何を言ってますの???と全く冷静になれなかった。
帰宅途中、imaseのインスタが更新されていることに気づき、見てみると、アルバムタイトルの由来が綴られていた。

『凡才』というタイトルには、特別歌が上手かった訳でも才能があった訳でもない“凡才”の僕が、どうしたらたくさんの方に聴いて貰えるかをたくさん考えて作った曲が詰まっている、という意味が込められています。

imaseのInstagramより

えーーーimaseの曲って、「どうしたらたくさんの方に聴いて貰えるかをたくさん考えて作った」ものなんだ!?!?それが衝撃だった。天才すぎて、勝手に頭から溢れ出て曲になってるのかと思ってたーー!(音楽に詳しくなさすぎて、すべて感覚で話しています。)
でも、それでも、努力して作ってたものだとしても、それもまた熱を感じて好きだ.....!と実感した。それに、結局わたしはそのあともimaseの曲を聴くたびに、やっぱり天才だ....とじーんとしている。いくら本人が凡才だとかなんとか言っても、私にとってはめちゃくちゃな天才なんだよ仕方ない!
好きになるのが遅くてツアー全部はずれてしまったけど、フェスで聴けることになった。楽しみだ。会えたけどまだ生で歌は聴けていないから嬉しいー。

それでは、私が天才だと思う歌詞をいくつか紹介します。

生まれ落ちて18年か
旅先でのあの子のパジャマも
I still don't know
ときめきを残した 大人じゃん
期待してた青春は宇宙人に連れ去られ
思い出の写真には 目元以外映んなくて
散々だけど その分貴方を知りたくなるしな

『18』より

これはまず「旅先でのあの子のパジャマも I still don’t know」で、わあ〜〜そっか18歳ってまだパジャマ見ることない年齢か....ときめきを残した大人って表現がよすぎるな.....と思った。でもそのあとの「思い出の写真には目元以外映んなくて」で、あっコロナ禍の高校生ってことか!!!修学旅行とかもなかったのか!と気づいた。

君との続きに用がある 正しくなれない夜もある
頼りない言葉も 並ぶ嘘も 愛しく見えてしまう

『I say bye』より

「正しくなれない夜もある」が本当に好き、救われる。21,22歳くらいのときってこんな発想ありますっけ.....?どんだけ大人なの....?


歌詞もだけど、曲調も本当に良い。聴いたことない人も最近聴いてない人もぜひどうぞ。

この記事が参加している募集

沼落ちnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?