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「人工甘味料のアスパルテームに発がん性 WHO指摘」は、事実を正しく伝えていない。

ご無沙汰しております。おなかラクト学術担当です。
ありがたいことに沢山のお仕事をいただき、なかなかnoteが書けていなくてごめんなさい。

ただ、先日食品業界に大きなニュースが出たので、その点だけコメントしたいと思います。


人工甘味料アスパルテーム、WHO機関が初めて発がん可能性リスト掲載へ=関係者

先月、ロイター通信から以下のようなニュースが発信されました。

このタイトルだけ見ると、「アスパルテームが直ちに危ない」物質であると読めてしまいます。
しかし、6月の発表時点では、IARC の正式な発表に基づくものでなく、具体的な情報もないため、「発がん可能性」のみが独り歩きして拡散しました。そして、今も「発がん性」だけが拡散し続けて居ます。

「アスパルテーム」はグループ2B

7月14日にIARCの声明より、「アスパルテーム」の発がん性分類の2Bに分類されたことが明らかになりました。2Bというのは「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」という分類です。

確かに、この点だけ切り取れば「発がん性がある」と読めるかもしれませんが、1や2Aに該当するものを見てみましょう。

どうでしょうか?
わらびや漬物と同じ分類です。
当然ながら、アルコール、たばこ、熱い飲み物、夜間勤務よりリスクが低いです。

最終的にどう判断するかはユーザー次第だと思いますが、相対的に比較した上で「アスパルテーム」に対して正しい評価をしてほしいと思います。

人工甘味料アスパルテームに発がん性、許容量守れば安全=WHO機関

そして、これは、7月14日のロイター通信の記事のタイトルです。
こちらの記事が先に出ていたら、どんな印象だったでしょうか。
我々読み手が、きちんと情報を収集しなければならない、と思わされますね。

一般成人男性のアスパルテームの1日の許容量は清涼飲料10本くらい

体重によって許容量は変わるので、とてもざっくりと書いていますが、「アスパルテームが入った清涼飲料を10本毎日飲み続けると、許容量超えるかもしれない。」ということです。

逆にそんなに飲めますか・・・・?

リスクはゼロではないですが、「アスパルテーム」だけが悪というわけではないので、その点だけ正しく伝わると嬉しいです。

「人工甘味料=悪」の議論は、昔からあります。ステビア(自然甘味料)がやり玉にあげられたこともあります。その時は確か、「20倍摂取で発がん性が・・・」等のニュースだったと記憶しています。

人工甘味料だけでなく、許容量を超えて摂取し続ければ、なんでも害になり得ます。許容量を守って適切に使うことで、我々の生活が少し豊かになり得るものでもありますので、使う側が良く考えて使いましょう。

おなかラクトの製品は?

おなかラクト社が扱う製品及びOEMで製造する製品には、「アスパルテーム」は一切使用していません。

何故かというと、、「弊社メンバーが、アスパルテームの味が苦手だから」です。(笑)
ごめんなさい、本当にそれだけです。。


これからも「おなかラクト」では、日々皆さんに有益な情報を、「腸活」「菌活」の観点から発信していきます。





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