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嫉妬心をカミングアウトし、待っていたものは、

心がせわしなく変化している今日この頃。
昨日も今日も、穏やかな日。

岩熊さんに教わった、鼻うがいを試みたからかな。
洗面器に塩ふって、流し込んだ。


せわしない心の時は、あまり良くない時。
ここ1ヶ月、コミュニティ仲間の一人に無性に嫉妬していて。
なんて、恥ずかしいんだと思っていたのだけれど、嫉妬していたことと、その背景と、私の心の癖や思考回路を、こと細かに彼女に直接送った・・

「キキさん、いきなり重いのキター」と言われたのだけど、彼女に向き合ってもらえたおかげで、彼女に対する嫉妬心は消え失せた。
会ったこともなく、話したのも2~3回くらいの彼女に、直接「私、あなたに嫉妬してるんです・・・」って言うのは勇気が必要だったが、それ以上に、彼女は突如言われて困っただろうなと。

そして昨夜、彼女だけでなく、コミュニティメンバーにも嫉妬心について吐露した。今年一番の恥さらしだったが、その恥をも、受け止めてくれるのが岩熊コミュニティメンバーの温かさだったり、懐の深さだったりするのかと思うと、心がジンとした。感謝、感謝、感謝。
そして復活!単純!


何より、「嫉妬心」というのは、これまでも随分曲者でして。

憧れでも、羨ましいでもない。
妬みが入っているのが嫉妬。醜い。

誰しも一度は感じたことがあるのではないか。

かくゆう私は、嫉妬深く、一番根深い相手は20年くらい嫉妬している。
ここ数年で、彼女に対しての嫉妬する心が急速に無くなっているのだが、出会ってから20年間嫉妬し続けていた。

彼女は小学校で出会い、今も仲良しの友人。
私が知る中で、最も「才色兼備」を纏ってる人物だ。
天は二物も、三物も与えるよね・・・と小学生の頃に落胆し、劣等感という感情を教えてくれたのも彼女。

美しく、知的で、華やか。
スポーツもできるし、幅広いジャンルの書にも詳しい、ファッションセンスもあるし、稼げるし、細やかな心遣いもできる。彼女には、人生を何度も救ってもらった。

おそらく彼女自身より、私の方が彼女の良さを挙げることができると自信があるくらいだ。

にも拘らず、長らく彼女に嫉妬をしていた。

何もかも持ってる彼女に。


何もかも持ってると思う人を妬むのは恥ずかしいと思ったが、意外にもこの答えを教えてくれたのは、夫だった。
彼女は結婚式に来てもくれ、後に夫も交えて食事をしたことがあるので、夫も彼女の存在を知っている。

「私さ、Aちゃんのことずっと嫉妬してたんだよね。あんな完璧な人に嫉妬するのって、ちょっと恥ずかしいんだけどさ」

夫「どの辺に嫉妬するポイントがあるの?」

私「全部持ってるところ!才色兼備の代表みたいな感じじゃん」

夫「キキも、全部手に入れられると思ってるからじゃないの?」

絶句。


「あぁ、私、全部手に入れたかったのか。色黒で鼻ペチャでも。全然モテなくても。知性が微塵もなくても。」

強欲に全部手に入れたかったのか。



夫のストレートな問いのおかげで、すんなりと受け入れられた。

私「でも、ここ数年で一気に嫉妬しなくなった。」

ポイントは3つあるとのこと。

物理的に距離が遠くなり、影響を受けづらくなった。
心理的距離が遠くなった。届かなくなったって場合もあるかも。
自分も同じ状態になった。もしくは、欲しいものが変わったり、明確になったのかもしれない。


夫よ、分かりやすいではないか。

おそらく、すべてに当てはまるからこそ、急速に嫉妬しなくなったのだろう。


特に、根深くある「美しくないことへの劣等感」については、もう彼女の背中が全く見えないほどに遠くにいっていってしまった。

化粧水1本だけで、維持したいと思う傲慢な私。
お風呂後、10ステップをかけて美を磨く彼女。

同じ母とは思えぬ差。


もう嫉妬することすら傲慢だ。


思わぬところから、胸につっかえていた詰まりが取れた。
20年分のツマリ。

嫉妬心をカミングアウトし、待っていたものは、20年分のツマリの解消だった。


ちょっとした心の“モヤッ”とサインを逃さないこと。


これからも嫉妬することはあるだろうが、嫉妬心も上手くお付き合いしてあげよう。きっと、これからは仲良くなれるだろう。


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