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嘘吐きは夜の海を散歩する

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僕の心象風景。即ち詩です。
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そそりたつ俺

にゅぽんっと飛び出した其処は未だ 岩肌の洞窟の中だったけど 向こう側は明るくて雲海と太陽を臨む 真っ直ぐに注ぐ光は明るく 雲の上が煌めいて見える 飛び出した儘の僕は 未だ穴に刺さって居て ぬめぬめと濡れた感触 そして直立不動の儘で硬く勃起している 僕は自分が陰茎だと言う事に気が附く ずるむけの、赤黝い、その身にびきびきと血管を浮かび上がらせている 一本の陰茎。 包皮は無く、柔らかな亀頭を剥き出しにして 時折漏らす我慢汁で頭からその身を濡らしながら 生臭さを身に纏い 此の

戀人に對して「ずっと一緒に居よう」と云った事や「僕が守るよ」と云った約束を守れなかった罪惡感を百年程引きずって居たけど、昨日ふと「ずっと愛して居るよ」と云った約束だけは守れて居たんだと氣が附いた。 だからもう良いじゃない、と彼女が云った氣がした。

(成人向・詩)君が満たす、僕の渇望

射精する瞬間、僕は愛されたいと願って居る 君に愛されたい、愛して欲しい、僕を受け止めて欲しいと願いながら 僕は絶頂に身を震わせる 君の潤んだ粘膜は僕の勁烈な衝動を 柔らかく受け止めて呉れ 僕が奥に触れた儘、達することも許して呉れる。 子供みたく      闇雲に        君        を         抱き締めて 求める僕の頭を 神々しく美しい君が撫でゝ呉れる 僕は芯から快楽に痺れ、腰を突き上げ續ける事しか出來ないのに 小鳥のような愛ら

道を間違えぬやうに 道を踏み外さぬやう 自分の道を進んで行けるやう 選んだ此の道が開いて行けるやうに と 僕は絵馬に君の名を認めました。

2017年に書いたイラスト。ってもう7年前の絵か。全然上手くはないけれど自分の絵が好き。過去にものっすごいセンスよくて絵の上手い人が僕の書く絵を好きと褒めてくれたことがあったなあ。そんなこともあるんだなあ……忘れずに居よ。note作るの楽しいなあ。自分のお城が出来ていくみたい。

君の事を考へて居る。 君の温もりを感じて居る。 君の小さな手が僕の肩を掴む。 君の貧相な長い髪を僕は撫でて居る。 僕は何度でも「愛して居るよ」と伝える。 明日は君が好きさうな白い花を買いに行かうね。

イデア界でのセックスをうつし世の人たちはオナニーと云います。 #詩

君のことを祝福 するかのやうに 朝から物凄い雨が降つては 止み晴天になり 亦雨が降つては止み 晴天が訪れる。 この空に舞うのは龍かそれとも狐の嫁入り行列か。

愚者は経験に學ぶ、但し火の粉が降り掛かつた處だけ。と云ふのを目の当たりにして居る氣分。

僕は君に「ごめんね」を伝えたいんだ。たくさん謝りたい。贖罪と罪悪感。今年の僕はその気持ちに向き合う時のようだ。

君のことを愛したい僕は 君に何がしてあげられる? と聞いてみる お花かな、また芍薬の花が欲しいのかい? そう思っていると 細く小さな声で君が 「小説を書いて」 と言い 「私を愛しているのなら小説を書いて」 と言った。

君を愛したい僕はこの身を持て余す 君は此の世界の何処にも居ないのに

君 に 注 ぐ 事 の 出 來 な ひ 愛 を ♡よすから散き巻へなん皆は僕

君の形は

君のたましいの形を探してゐた。 君の魂の感觸 その形に 觸れたい 君の魂こそが愛だつた 愛の形 愛の感觸 僕はずつと愛を探していた 記憶を失くした僕は 愛ぢやない物に觸れては 愛の形を捉へようとしていた 君の魂に觸れると 胸の奧の溫かな物總てが奔流となり溢れ出し 何處にも居ない君へと向かつてゆくし 君の魂の感觸はひたぶるに暖かく 僕を段々と溶かしていく 蠟燭の火が燃えるやうに 愛が何なのか さつぱり理解らなかつたのが まるで嘘みたいに 君の魂に觸れると僕は愛が何なの