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おむすびで、世界と遊ぶ。デン・ハーグ編

ヨーロッパ最後は、オランダのデン・ハーグ。
オランダの政治の中心都市。
街並みが穏やかであり、そこに住む人々も穏やか。
ロンドンやパリを歩く緊張感は一切なく、心身共にリラックスできました。

デン・ハーグの中心地

無敵艦隊スペインまでの宗教軸社会から、
資本主義を生み出したオランダには、昔からめちゃくちゃ興味があり、資本主義の曲がり角にある今、どんな新しい社会をつくろうとしているのかを
移住されている斎藤さんから、現地学校の話や、移住起業の話など、いろいろお伺いてきて、沢山刺激もらいました!

そして、デン・ハーグでも、幸運にも斎藤さんの娘"今ちゃん"の誕生日パーティーがあり、おむすび🍙結びました。
昔住んでいた上海でもそうだったけど、お誕生日は自分で企画して、みんなをパーティーに招待するスタイル。このスタイル、他人任せじゃなく、自分発信なところが好きです。

どこでも結ぶ。フーテンの寅さんっぽい。

ということで。まとめ。


■私には私の人生。あなたにはあなたの人生。

社会のルールはもちろんあるが、根本にあるのは、
「私には私の人生。あなたにはあなたの人生。」
社会の共通の守るべきものとして、浸透している。だから、要職ある人が、目の前に解決すべき課題があったとしても、その課題への取り組む時間と彼の人生の時間を天秤にかけた時に、その要職を辞任する選択をする場合もあるらしい。

そこに批判をする人がいないわけじゃないらしいけど、批判は批判。その人の人生はその人の人生。
ときちんと整理し、判断をする傾向にあると。
あなたらしい人生を否定はしない。

■日本人の根底にある共通理解や行動原理ってなんだろう?

「和」かな?
「おもてなし」かな?
「おもいやり」かな?
いま、共通の価値観がなくなってるのかも。
日本はなんだろ?

■自分にも他人にもハードルを下げる

それぞれのコミュニティを形成する時に、自分にも他人にも、日本はだいぶ厳しいのかも。
他人に厳しくしたら、自分に返ってくるし、
新たな規制的なルールを作っても、他に歪みがでてくる。極力寛容に、そしてルールで規制するのではなく、人のココロの柔軟性で向き合うことを、まずは考えたいなと。
問題に対応したルールづくりは、一見正しいけど、ルールによる正解不正解に頼り、ルールに沿って生きていくと、そこには自分の人生は無くなっている。失敗があるから人生であり、それを他人が作ったルールに寄りかかってはならない。

■公平性と合理的。

斎藤さんから、何度も出てくるワード「公平性」と「合理的」。日本の地域にあるのは、「平等性」と「風習」。
これが間違っているとも思わないけど、ただそれが、これからの未来をつくる若い人と合意が、できているかをチェックしていく必要はあるかなと。若い人が街から出ていく理由を「仕事がない」という表層的な理由で片付けずに、自分たちが形成している社会の共通理解に課題がないかを、真剣に語りあうと、新しい何かが生まれる。かも。

旅のお礼におむすびを結ぶ。
"鍋"と"米"と"海苔"と"塩"を旅に携帯していくと、
咄嗟のお礼に、きちんとココロを結べる感謝を表現できる。それが"おむすび"。
しかも、テノワール文脈のomusubiSAGAであれば、歴史的背景を大切にする海外の方には、日本らしい最大のおもてなしにもなる。
肩肘張らずに、適当に、でも、素材は最大限頑張ってみる。
そんなココロの余裕と想いを大切に、
これからもomusubi結んでいこうと、ワクワクする気持ちを高められたデン・ハーグでした。


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