お米の発酵から生まれる日本の酒【おむすびからの学び教育。#11】
日本のお米の歴史は、縄文時代後期に佐賀唐津の菜畑遺跡から始まったとされていますが、
その後、日本でも酒造りの歴史が始まっていきます。
酒造りの起源をたどると、邪馬台国の「口噛み酒」に行き着くようで、魏志倭人伝にも酒の記述があるようです。口噛み酒は『君の名は。』でも、重要な位置づけで表現されていますよね。
「君の名は」でも表現されているように、口噛み酒は、生米を口の中で咀嚼し、甘い液体になったら壺に吐き、その後発酵させ、酒にします。口噛み酒を造るのは穢れのない巫女の役目だったようです。ちなみに、泥酔した姿は神さまが乗り移ったとされていたようで、日本の神様は、元々は、気さくで愛嬌がある存在だったんだなあと感じます。