見出し画像

【ムーサの芸術論 - 日本文化とマインドフルネス】おむすびチャンネル配信者インタビュー Vol.6

こんにちは、おむすびチャンネル運営です。

おむすびチャンネルの配信者インタビュー企画、第6弾です!
今回は、「ムーサの芸術論 - 日本文化とマインドフルネス」さんの紹介をさせていただきます!

(※)おむすびチャンネルとは、ライブ配信型のデジタル・メンバーシップ・プラットフォームです。配信者には、日本語を学ぶ海外の方、英語で話す海外の方、海外に暮らす日本人の方、海外経験があり今は日本に住む方などなど国際的な方々や、何か特別な技術や知識、経験、バックグラウンドを持つユニークな方々などがいます。通常ライブ配信サービスは無料であることが多いですが、おむすびチャンネルはコミュニティであり月額会費制となっています。(公式サイト公式ツイッター


自己紹介

《ムーサの芸術論 - 日本文化とマインドフルネス》というチャンネルを配信している梅澤さやかと申します。「達人枠」です。《ムーサの芸術論》というブログで古今東西の芸術を紹介したり、雑誌なんかで日本文化コラムを執筆したりもしてます。クリエイティブ・プロデューサーとして、20年以上、芸術・デザイン・ファッションを通じた企業のブランディングに関わってきました。

東京生まれ・東京育ち・東京在住。趣味は庭めぐりと俳句。英語はテレビドラマ『ファミリータイズ』と『アリー・マイラブ』で覚え、世界30都市以上に旅をしてきました。海外の友達が結構いっぱいいます。

今は「自然と人がつながり具体的に豊かになるライフスタイル(芸術と健康)を世界に広げる」ことを目的に自社「KAFUN株式会社」として3つの事業をやっています。1つめは日本文化のラーニング講座の企画運営、2つめは遺伝子検査のデータをベースにしたヘルス・マネジメントプログラムの開発提供、3つめは企業と個人事業主へのブランドマーケティングです。


おむすびチャンネルでは普段どのような配信をしていますか?

テーマは、2つあります。

①日本文化とマインドフルネスー体験ガイド
ネットで探せば出てくるような情報ではなく、「体験するどんないい感覚があるのか?」リアルな魅力をお伝えしながら、「なぜそのように感じられるのか?」、西洋文化と日本文化の違いとそれぞれの特性を理性で浮き彫りにしていきます。日本人が海外の人に説明できるように。海外の人には、ちゃんとした日本文化が知れるように。

②脳とカラダのヘルス・マネジメントー知識とコツ
脳とカラダの状態で、人生も仕事もガラリと変わりますよね。なのに、意外とその状態を保つ方策がなされていない。していても予測から。おむすびチャンネルには聡明な大人が多いと思いますので、科学から日本文化における健康観を解明しながら、みなさんのキレキレの脳とカラダを保つのに必要な知識やコツをご紹介します。


おむすびチャンネルの魅力はどんなところですか?

ズバリ、「上質なコミュニティ」。配信者としても、視聴者としても、一番魅力的な点です。

「上質」とは何か?それは互いのリスペクトとTPOをわきまえたコミュニケーション能力。また、学歴に関係なく知的でクリエイティブであるということにつきます。私の場合は、「配信者」になるチャンネル申請することをきっかけにおむすびチャンネルの会員になりました。ローンチから初期の動きをみて、交流したい人が集まっていそうだな、と感じたからです。

以前に、インスタライブをやっていた時に、泥酔しながら通りすがりで参加してきて、話している内容にまるで関係のない野次コメントを入れてくる友人がいて困りました。内容を聞きたいオーディエンスの方にも迷惑だったと思います。おむすびでは、そのようなノイズがないことでライブ初心者にも優しい場ですし、純粋にやりとりの内容のレベルも高いので、楽しいです。

なぜ現在の仕事をしようと思ったのですか?

結論からいうと、小さい頃から、目に見えるものや言語の後ろにある「無意識」に興味があるからです。

ベンジャミン・リベットの研究では、「手を動かす」と意識決定をする0.35秒前に「準備電位」が流れることがわかってます。西洋ではその探究が貨幣・美術・AI・VRを作るところまでに発展。日本ではお茶や書など生活文化の中に埋め込まれてきました。そこに大きな違いがあります。それを知ると、西洋の具体的な思考法も活用しながら、日本的な細やかな感性を広げる道がひらけて仕事も生活も豊かになります。

私は、物心ついた時から、西洋と日本のアートの両方の良い部分に触れる生活をしてきました。母に連れられてよく美術館に行っていました。好きだったのは、ルノアールやクレーなど、西洋モダンの美しい色合いの絵画。一方、家の隣の祖父母の家は骨董や古典でいっぱい。家は元々茶人が住んでいたという風流な日本家屋。いつも床の間に飾るうつくしい掛け軸やお花を楽しみにしていました。

大学も美学があるところに進み、現象学のミシェル・フーコーから西洋の現代美術を研究していました。その頃から写真家の荒木経惟さんのモデルをするようになり、研究・理論に加えて「無意識」が映る写真・映像メディアに興味が湧きました。そこで、わたし自身も無意識レベルをアウトプットする実践として「創る」仕事がしたいと感じるようになったのがきっかけらしい、きっかけです。

その仕事の魅力ややりがいについて教えてください。

海外の仕事では日本文化について興味を持って聞かれることも多く、西洋専門だった私は「知らないとまずい!同じレベルで知的な会話に入れない!」と勉強し始めて、日本文化の背後にある無意識がどのように動いているか、西洋との違いから価値が説明できるまで再考するようになりました。

火山と地震など自然災害の多い列島の自然とつながり生活文化を生み出してきたあり方は、芸術から健康までーー持続的なライフスタイルのヒントが沢山あります。例えば、町家の木造建築は、本当に建物が呼吸をしているようなもので、過ごしていても気持ちが良い。同時に、土地に合わせて風が通るように建てたり、夏でも凌ぎやすいように坪庭を作ったり、極めて機能的でもあります。近ごろの猛暑日本では冷房をつけないことは命に関わるのですすめられませんが、町家では冷房をつけていなくとも凌げるし自律神経が正常に働きやすい、という声も聞きます。

ところが、かつてあった生活文化はほとんど形骸化し、途絶えそうな状態。これこそ、経済発展も天然資源もポテンシャルがない日本が、世界に貢献できるひとつのリソースだと考えているので、本質をとりだして次の世代に継いでいきたいという思いで仕事をしています。

今後おむすびチャンネルで発信する予定の内容について教えてください。

日本文化については、体感・体験のレポート+読み解きという形でのガイドを定番にしていくつもりです。

こないだ夏至の日に、五島列島から夕日をライブ中継しました。ほんの5分ほどだけでしたが、居合わせて見てくださった方が「癒された!」「素敵な映像をありがとうございました!」とコメントしてくださいました。同じ場所から毎日の夕日を中継しても価値があると思うんですよね。

日本には綺麗なスポットがまだ少しだけ残されてるし、自然は毎瞬違う。せっかくライブなので、その日・その時・その場所からしか見られないものも、折々お届けしていきたいと考えてます。そういう体験を日本人がどう捉えてきたかのところまで迫っていけたらいいですね。それから、今後、コラボ配信ができるようになったらインタビューしたい人が色々います!勝手ながら、視聴しながら色々考えてます(笑)


運営より

海外に行くと、日本文化について根掘り葉掘り質問され、うまく説明できずに苦労した経験のある方がいらっしゃると思います。(運営もその一人です。)日本文化の背後にある無意識から理性で理解し、言語化するというのは素人にはなかなかむずかしいですが、自身の文化をより深く考える良い機会になりますね。五島列島からの夕日配信など、その日・その時・その場所からしか見られないものを、皆さんで共有していく試みもとても素敵です。これからも配信を楽しみにしております!

「ムーサの芸術論 - 日本文化とマインドフルネス」さんのTwitter


おむすびチャンネルでは、公式noteで配信者を紹介しています。ご関心のある方は、ぜひご連絡をお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?