vol.7 ときわ平やってみようプロジェクト活動レポート
ときわ平やってみようプロジェクト活動レポート
街に団地ができて約60年が経過し、変化の時を迎えている常盤平。
この街が、これからどんな未来に向かって歩んでいくのか。その未来の兆しを探るプロジェクトとして立ち上がったのが「ときわ平プロジェクト」です。
このレポートでは、ときわ平やってみようプロジェクトで行ってきた活動をまとめ、未来のヒントを自分たちなりにまとめてみようと思います。
プロジェクトで実施したこと
1、常盤平にゆかりのある方のインタビュー
地元に長らく住みご商売をされている方、ここ数年で街に拠点を構えた作家さん、店主さん、元々この街に住んでいた起業家さん、団地に住みながら
地域活動をされている方など、常盤平に関わる多様な方たちにお話しをお聞きしました。
インタビュー記事はこちらからご覧頂けます。
コンパクトにまとめられた利便性、緑などの自然環境、昭和レトロの魅力への好意的な意見が多かった一方、年代国籍が多様化しているため「問題が見えないという問題」つまり課題も個別多様化しているという意見も印象的でした。
2、ときわ平やってみようマーケットの開催
2023年12月9日には『ときわ平やってみようマーケット』と題し、常盤平にゆかりのある方々とマルシェやワークショップを開催しました。
会場はオーナーさんのご厚意により、新京成線の常盤平駅南口駅前にある第一石川ビル1階の空きテナントを活用して行われました。
マーケットを開催することで、地域の方や出店者さん同士のつながりが生まれることを期待して開催されたマーケットには700名以上の来場があり、まちの新しい風景となる可能性が感じられました。
当日の様子はこちらをご覧ください。
3、街中ヒアリング
常盤平の駅前やスーパーの前、集会所などに足を運び、住民の方へのヒアリングをしました。また、ときわ平やってみようマーケット内でもヒアリングをし、合計で約100名の方々にお話を伺う事ができました。
まとめとこれから
ときわ平やってみようプロジェクトを通じて感じたのは立場が違う方々から見える「同じもの」と「違うもの」が混在していることでした。
街の魅力は多くの方が「同じ」ようなポイントをあげていました。一方で課題と感じることは年代、住まい、職業に応じてそれぞれがあるように感じました。
まちはカオスです。ひとつのポイントだけでみんなが豊かになることは難しい。だからこそ立場を超えて集まれる機会や場があり、お互いに話し合いをしながらチャレンジや実験がしやすい環境が大切だと思いました。
日本でも最初の大規模開発された常盤平。その分、課題が先行して現れるのも当然です。それは先進的な取り組みをうみやすい可能性を秘めているとも言えます。
「やってみよう」という合言葉が、街の未来の兆しなのかもしれません。
*本事業はomusubi不動産が主体となり国交省空き家対策モデル事業に採択され実施いたしました。
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