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【25卒+】 内定後に企業の実情を調べるため行えること 5 選 【IT就活】


※ 注意点
今回この記事内で述べる内容は、あくまで個人の主観に基づくものであり、必ずしも万人に当てはまるとは限らないことにご留意ください。そのため、情報の判断に関する責任は全て個々に帰するものとします。

また当然ではありますが、特定の個人や法人に対する情報公開は非公開としているため、記事内において一部不鮮明な説明に止めざるを得ない箇所があることをご理解頂きながら読み進めていただますと幸いです。



0. はじめに

皆さん、こんにちは。おむらいすです。

私の記事を見てくれている方の主なボリューム層は、大学生・大学院生の方であると想定しています。(以降、このような仮定のもと、記事の内容を作成していることにご留意ください。)

今回は、「就職活動」後の入社先選定に向けた、企業の実情の調査方法に関する記事となります。

25 卒の方々にはすでに感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、企業から内定をいただくと、どの企業に就職しようか悩まれるはずです。その際に、後から後悔しないためにも企業の実情を知りたいと考えるのは自然なことです。そこで、以下では企業の実情を探るために行なえることを 5 つに大別して紹介していこうと思います。

この記事に対して良いフィードバックをいただけるようでしたら、就職活動に関する同様の記事も作成しようと思うので、ぜひよろしくお願いします!


1. 入社先は 1 つだけ

皆さんが複数社から内定をいただいたとしても、実際に入社先として選択できる企業は 1 つのみです。このため、実際に入社先を決めるにあたっては、企業に対する実情と自己理解の間に発生するイメージギャップがほとんどない状態で入社先を選定することが肝心です。

そのためには、できるだけ解像度高く企業の実情に関して理解しておくことが重要です。それに先立って次節では、企業の実情に関する情報を探る上で私が特に意識しておくべきと思う項目を 2 つ紹介しようと思います。


2. 情報を探る上で意識しておくべきこと 2 選

就職活動に限った話ではありませんが、情報を取得する際に認識しておくべき項目に関して再度 2 つのポイント絞ってここで整理しておきたいと思います。

2-1. 「その情報本当に正しい?」 複数の情報源の共通点を探るべき

1 つの情報源のみを根拠に企業選定を行うことは危険です。単独の情報源においては、全体の傾向よりも個人の主観や配属部署に伴うばらつきが生じるからです。一番無難なのは、複数の情報源から集めた情報を照らし合わせて、共通点を探ることです。

2-2. 「建前とホンネ」 発言側にも責任や各々の立場がある

企業HP、OB / OG訪問、企業説明会、社員交流の場で得られる情報源にはどうしてもブラーがかかってしまう傾向にあると思います。実際に働かれている社員さんの責任や立場を鑑みると、大っぴらに全ての情報をこういったフォーマルな場で公開できるとは考えにくいです。そのため、取得した情報に関しては、仮にそれが信頼性の高いものであったとしても、必ずしも解像度の高いものであるとは限らない点を理解しておく必要があります。

この 2 点に関して確認した上で、次節では、企業の実情を探る上で行える 5 つの情報源に対して紹介していこうと思います。


3. 企業の実情を探る上で行なえること 5 選

企業の実情を探る上で行なえることを大きく 5 つの項目に分けて紹介します。なお、企業の公式HPや説明会の動画を見るなどの方法は基本的なことであると思いますので、ここでは割愛させていただきます。

情報を取得する上で私が重要だと思うポイントは、前節の 2 項目に照らし合わせると、その情報が持つ信頼性=「質」と、その情報の解像度の高さ=「ホンネ度」の 2 つです。両者は有益な情報には必要不可欠な要素であると思いますが、以下では前者の「質」の高さに重きを置いて、各項目を順に記載しています。

3-1. 身内や親友、先輩など親しい間柄の人で、社員がいれば直接話を聞く( 質 : S+、 ホンネ度 : S+ )

もしこのような方法で情報を取得することができるならば、それがベストです。というのも、ある程度素性の知れた親しい間柄の関係性においては、わざわざ情報に対して建前と本音を考える必要はないですし、情報に対する信頼性もこれまでおよびこれからの関係性の維持を鑑みれば、信頼できると断言できるからです。

質に関しては「S+」、ホンネ度に関しても「S+」で問題ないと思います。

ただし、誰しもこういったケースばかりではないと思いますので、以降ではそれ以外の方法に関して紹介してまいります。

3-2. LinkedInで企業所属社員をサーチして、実際の社員らのキャリアパスと自身のキャリア指向性のマッチを確認する( 質 : A+、 ホンネ度 : B )

自分のキャリア指向の実現性に関する確認を行うために有用な方法です。

終身雇用制が崩壊しつつある現代において、 1 つの企業で勤め上げるという認識を持って就職活動を行なっている学生は稀だと思います。人材の流動性の高いIT業界に関しては尚更です。となれば必然的に、自身のキャリアを形成する上で、複数の企業を渡り歩くということになるはずです。そのためには、もし仮に別の企業でキャリアを検討したいと思った際に、入社先が転職を行えるだけのスキルや成長環境を身につけることができる場所であるか、ということが新卒時の選社軸として重要になります。

そのような際にLinkedInに書かれている社員さんの経歴を確認するのがおすすめです。具体的にどのようなキャリアパスを通じて企業に入社されたかが確認できますし、もし入社後に転職されている場合はその後どのようなキャリアを歩まれているかが確認できるからです。自身がどのようなキャリアパスを形成してゆきたいかを再度認識し、それにマッチしたキャリアを歩まれている社員さんについて調査してみましょう。

質に関しては、経歴等に関する虚偽報告はできない一方、経歴のみでは実際の業務内容に関しては窺い知ることが難しい点を踏まえ「A+」、ホンネ度に関してはそもそも記載することがあまりないので「B」としています。

3-3. 口コミ情報サイトに課金して新卒、転職問わず社員の口コミを見る( 質 : B+、 ホンネ度 : A- )

本方法に関しては、皆さん既に利用されているかもしれません。

多くのサービスの場合、1 ヶ月単位で課金するなどの方式であるため、1 ヶ月だけ課金して全ての記入事項を読み漁るようにすると良いと思います。有名どころだけ紹介させていただくと、「OpenMoney」「転職会議」「OpenWork」などの情報源を利用していました。おそらくトータルで 5000 円もいかないと思います。飲み会 1 回分くらいのお金で将来のリスクを減らせるなら安いものです。割り切って課金しましょう。

質に関しては必ずしも全てのコメントが公開されているとは限らないこと、一部脚色があるかもしれないことを考慮して「B+」、ホンネ度に関してはある程度情報公開の時点でサービスから裏取りされているのではないかということで「A-」としています。

3-4. リアルタイムで、その企業に関連する用語でエゴサーチを行い社員と思しき人のツイートを遡り実情を調査する( 質 : B-、 ホンネ度 : A )

これ、個人的には結構おすすめの方法です。ただし、エゴサーチに引っかかりやすい大きな規模の企業でないと有用な情報源にたどり着くことが難しい点には注意です。

リアルタイムで調査先企業に関する用語や関連製品・サービスをエゴサーチしていると、社員さんと思しきアカウントにたどり着くことが多々あります。ある程度就職活動の時点でその企業に関して調査していれば、その方のつぶやきやフォロワーの属性を見ることで、その企業で働いている社員さんであるかが判断できると思います。

その後は、社員さんらの呟き等をサーチして、業務に関する実情や感想等を窺い知ることによって、公式HPや説明会の動画からだけではわからないような実情が解像度高く垣間見れることがあったりします。

質に関しては、オフィシャルでない&情報の定量的な裏取りが難しいことから「B-」、一方でホンネ度に関しては、ちょっとした呟きには実際に業務を通じて感じている実際の思いがあらわれる傾向にあるので「A」としています。

3-5. 匿名掲示板でその企業に関連するスレッドがある場合、その内容に関して調査する( 質 : C-、 ホンネ度 : A )

正直紹介するか迷いましたが、一応記載しておきます。

ある程度大きな規模の企業になると、匿名掲示板において、その企業に関するスレッドが建てられていることがあったりします。そのような際に、そのスレッド内容を調査して、企業内部の実情を調査することが可能です。

とは言っても、匿名掲示板ですと、その企業に全く無関係の人物であっても、スレッドに記入することができてしまいます。仮に、記載内容が誤っていたとしてもそれが公序良俗に反していない限りは、その内容に対して責任が発生することはありません。そういう意味で、こういったソース元から得られる情報源の信頼性は低いです。その一方で、その他の情報源と比較した際のメリットも存在すると思っています。それは、匿名であるがゆえに、ある程度思いの内をそのまま書き込むことができるため実情を反映した発言が多くなりやすいという点です。

情報提供者の匿名性が上がるほど、実際の本音は漏れやすくなりますが、代償として情報に対する責任の欠如に伴う情報の信頼性の欠如についても考慮する必要があります。そのため、質は「C-」、ホンネ度は「A」としています。

こういった特性を踏まえ、本方法は、前 4 つの情報源の補強等に参考にする程度の使い方が良いと思います。


4. おわりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?

企業の実情を探る上で行なえることとして、本記事では、大きく 5 つの方法に関して共有させていただきました。個々の情報源だけでは、正確な企業理解は難しいと思いますが、これらを組み合わせ統合的に判断することで、より解像度の高い企業理解に繋げられるのではないでしょうか。

この記事に対して良いフィードバックをいただけるようでしたら、就職活動に関する同様の記事も作成しようと思うので、ぜひよろしくお願いします!

それでは、次回の更新をお待ちください!<(_ _)>

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