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再び婦人科・これから

病院に行き10分程度で検査を済ませ会計。人生で初めて20分程度で病院を出た。予約はすごい。私は大体予約なしの飛び込みで行くことが多いのだが(結構迷惑)、予約をするだけで予想を上回る速さで病院を済ませることができる。歯医者以外で初めて”予約”を体験し、病院はできるだけ予約しようと心で誓った。

そんなことどうでもいいのだ。

子宮頸がん検診は全く痛みを感じる事なくすぐに終わった。痛みは子宮体がん検診と雲泥の差だ。先生の「終わりましたよー」の声に大きな声で「ありがとうございました!」と返事をしてしまうぐらい私は興奮していた。痛みを感じる事なく、がん検診ができる!素晴らしい!という謎の興奮だった。※一個人の感想なので鵜呑みにはしないでください。痛い人は痛いと思います。

会計待ちのとき、私は達成感でいっぱいだった。全ての検診を受けあとは検査結果を待つだけで、検査結果がどうであれ頑張って治療するぞ!とやる気にも満ちていた。それには理由がある。

昨晩「がんだったらどうする?」と少し笑いながら夫に聞いたのだ。

真剣な顔ではなく笑いを加える。これは二人の気持ち的に必要だと感じた。私より繊細な夫だから真剣な顔で言うと不安になるだろう。そして私も笑いを加えないと泣きそうになっていたからである。お互いに不安でいっぱいになることはどうしても避けたかったのだ。

夫は「子供は作らないし、がんってだけで離婚はしない。治療費の事も考えなくていい。こっちでどうにかする。」と言った。心の不安やモヤモヤが無くなったような気がした。普段頼りないなぁと思っていた夫が知らない間に頼りになる夫になっていたのだ。いや、もともと頼りになる夫だったのだ。私が知らない所で私を支えていたにも関わらず気づかなかった。申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになった。

「死んだら好きな人見つけて再婚してね」と言うと即答で「それはもちろん!」と言われた。おいこら!と思ったが雰囲気はいつも通りで居心地がよかった。

少し脱線するが、私は夫を看取ってから死にたいと思っている。自分が死んだ後、夫がちゃんと暮らせるのか不安だからだ。再婚してくれればいいのだが、夫の性格上できるのかというのもある。すぐ再婚すると「人としてどうなの?」「世間体が悪い」と思う人が多いが私はすぐに再婚してほしい派だ。夫の人生なのだから周りから何を言われようが幸せに暮らしてほしい。

健康は素晴らしい。生理で悩んでる人は是非婦人科に行ってほしい。以前の私のように危機感皆無馬鹿女のままではいけないのだ。自分の身体は自分で管理、守らなければいけない。誰かが管理したり守ってくれないのだから。

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