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恋と愛を識別する

昨日の記事で「花咲ける青少年」という政治的に興味深い漫画について書いた。
少女漫画なのでいわゆる恋愛の描写も多い。
陰謀の黒幕キャラクターの主人である王子に対する恋が凄まじい。
いわゆる少女漫画的、BL的な恋でなく、幻想という意味での恋。

愛は真実、恋は幻想、という考え方をシャンティ・フーラの竹下先生の講義で知った。
愛とはありのままを見ること。
恋とは自分の欲望・幻想を投影すること

竹下先生はその辺の心理職とは格が違うと思ったのは2014年に見たこの動画。

2010年代前半は心理職が現場や技を語るwebラジオをよく聞いてた。
そのラジオで↑の動画で紹介されている記事を書いた人物を最先端の恋愛観の持ち主と言ってた。
竹下先生は古い価値観で性格が悪いとバッサリ。
相手を愛してるから嫉妬するというのはおかしい。嫉妬するのは自分の性格が嫉妬深いだけ。とのこと。
漫画でも相手を愛してるから嫉妬するという表現は多いけど自分は嫉妬深い性格ですって言ってるだけか。

「花咲ける青少年」の陰謀の黒幕は王宮の腐敗に絶望してた。
お仕えしている聡明な第二王子は愚鈍な皇太子よりも王に相応しく良い国を築くに違いないという欲望から暴走していく。
王子を王位につけるためなら殺人も平気。
邪魔になるものを全て消す汚れ仕事を頼まれてないのに勝手に請け負ってる。
恋という幻想がもたらす不幸と迷惑を描写するのに少女漫画はうってつけなのかも。

●●が大統領になれば世界は平和になるはず!みたいな欲望を抱いてる民衆は多そう。
●●を大統領にするために殺人を犯す民衆はいないと思うけど。
勝手な欲望を相手に投影しても世界は変わらないよとの記事がこちら。

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愛を表現したのかもしれない?ハート型土偶あります。

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