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では今はどうなのか?

前回「若いときはどんなかんじだったのか」を書いたので、
なら今現状はどんな感じなのか?も書いておこうと思います。

現在の会社ですが、小さな会社ということもありまして取締役など細かい役職での上下は設けていません。
その為に、自分は現状も企画開発の一員ということとなります。

若いときは猪突猛進的に何でもやってみて、企画を進めていた印象ですね。ガレージキットから始まり塗装済み完成品(フィギュア)、ピンズやアクセサリーなど雑貨品の企画開発を経験しております。
付属品というかオマケでピンズを付けたりカードを付けたり、はたまたはアールグレイの紅茶を付属させたことなどもありました。

あまり詳しく書くと身バレしそうなので、このぐらいにて。

30代後半ぐらいまでは企画して開発。版権先に了承をもらい、原型師に製作依頼し、また版元にて確認を。修正があれば直して何度も繰り返し。
原型OKとなれば彩色作業へ。これも原型と同じ流れで完成まで。

そのあとは量産へ向けて原型を工場に納めて、サンプル品を確認。
彩色(デコマス)画像を使って告知・注文書の作成。
その間にデザイナーにお願いしてパッケージデザインを確認進行。
最終サンプルが問題なければ量産OKし、量産品が店頭に並ぶ。
最後に版権先によって異なりますが、キャラクター使用料であるロイヤリティー支払いの確認。

原型を製作することと、営業以外は一通り経験してきました。
今は会社の人数が増えるにつれて作業は分担化されていき、注文書の制作やロイヤリティーの支払いあたりは他の方でまとめて対応してもらっています。

また新しい、若い企画者たちからの案を基本的には優先して進行したり、難しそうな企画に関しては一応難癖をつけてみるけど、結局 企画者本人がやりたいのであれば進行させている感じです。

幸いこれで会社は廻っており、売り上げなども含めて問題ない状況となっております。
その為に今の自分から企画提案はほぼ無いと言っていいでしょう。原型師側の意見も踏まえて立体化したり、OEMに対応してみたりという感じですね。

あとは会社全体を見ての利益を気にするようになりました。
自分は社長の器ではないのと、No.2で好き勝手やらせてもらいたいという気持ちが以前からありました。会社の経営者はどこの会社を見ても基本は陽キャがやるもの。陰キャである自分では難しいなという冷静な判断でもあるかと思います。

40歳前後は企画をあまり出していない=売上にも貢献していない自分はどうなんだ?とモヤモヤした気持ちを少なからず抱いていたのですが、最近その思いは綺麗に。クリアになりました。
会社全体としてみて、順調であればOK。と判断する立場になっております。

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