ゴミにまつわる恐怖と嫉妬
同じマンションの人と顔を合わせるより、同じマンションの人のゴミを見る回数の方が圧倒的に多い。
私たちはもはやゴミを通してつながっている。
スープストックをゴミに出せる同じマンションの人
ゴミの日、他の人のゴミをジロジロ見てしまう。
ゴミを見ればその人の暮らしや生活水準がわかるからだ。
「あ〜そのカップラーメン食べる人は、この袋麺好きだよね」
とか
「この新作のコンビニスイーツ美味しかったんかな」
とか
「これ買ってる人初めて見た」
とか
そんなある日、スープストックのパウチが未開封のまま捨てられていた。
私と同じマンションに住んているので、同じくらいの生活水準なはずなのに、ここまで潔く捨てれるとは。
しかも、スタバの紙袋と、伊勢丹の紙袋も平気で捨ててる。
何階の何号室の方かは全くわからないけど、同じマンションに住んでいるから仲間だと思っていたのに、私にとっては超贅沢としていることを日常的にやってる人がいると知って、嫉妬した。
賞味期限が過ぎたのかもしれないが、スープストックという高級スープであればすぐ食べたくなるし、多少過ぎていても気にせず食べる。
マックとコンビニおにぎりが食べられない
マンションのエントランスに、袋にまとめられたゴミがずっと放置されている。
誰のだろうなとみんながみんな思いながら通り過ぎているのだろう。
ゴミの日に出してあげたらいいだけの話でもあるが、人のゴミを出してあげる優しさは私にはない。
そんなことより、このゴミの犯人が私だと思われたくない。
住民会議とかが今後もし開催された時に備えてアリバイを作らなければいけない。
ゴミをよく見てみると、マックとコンビニのおにぎりの袋のゴミが目立つ。
マックとコンビニに普段行かないことを証明できたらいいのだ。
これは簡単だ。
しかし、こんな時に限って、コンビニに何度も行く用事ができたり、マックのクーポンが配信されたりしてさまざまな誘惑が襲ってくる。
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