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相手の経験に寄り添うことで1on1をレベルアップさせる

1on1のレベルアップのため、こちらの本を読んでいます。いくつか有益な学びがありました。良い本です。

いままでの私のカウンセリング手法は、明確化をメインとしたものでした。具体的には、クローズドな質問で思考を切り分けて、相談者の思考を具体的に言語化していくのが私のスタイルでした。この手法は、相手の思考があいまいな場合に非常に効果的です。あいまいな思考でいると人は不安を感じやすくなるため、思考や感情、ニーズを具体化してあげると安心してもらえるからですね。

とはいうものの、明確化のテクニックを使ってカウンセリングをしていると、相談者自身の学びに繋がらないこともあると知りました。こちらから答えを提供するのが明確化のメリットではありますが、答えだけ知った状態のようになるんですね。つまり、結果だけあってプロセスが伴っていない状態です。これだと、不安を感じるたびにカウンセリングが必要になり、大変です。そこで上記の本を読んだところ、良い方法が書いてありました。「経験に語らせる」という方法です。

相談者にクローズドな質問ではなく、「どうしてそう思いましたか?」や、「なにがそうさせたんでしょうね?」だったり、「あなたにはどんなふうに映りますか?」などといった問いかけをメインにする手法です。こうすることで、相談者は経験を自問自答するようになり、自分で自分の行動に意味を見つける手助けをすることができます。この状態であれば、「答え」だけではなく、「自分」という存在を充分に把握したうえで、自分の取った行動に意味を見出すことができます。他者に依存することなく自立できます。

というわけで、いままで明確化だけが私のカウンセリング手法だったのですが、こちらに加えて「問いかけ」を使ってカウンセリングする方法を学ぶことができました。相談者の成長支援をレベルアップさせることに繋がればと思います。

私はさまざまなカウンセリング手法を学んでおります。興味がありましたらこちらをご覧になってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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