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私はどのようにカウンセリングをしているのか

上記の記事でカウンセリングの目的は書きました。では実際にどのようにカウンセリングをしているのか説明します。


概要

具体的には以下の4ステップで行います。

1. 信頼関係の構築
2. 問題の特定
3. 目標の設定
4. ふりかえり

それぞれ具体的に見ていきましょう。

1. 信頼関係の構築

クライエントの状況を確認します。アイスブレイクを用いる方もいらっしゃいますが、自分の場合はあまりやりません。「相手が話しやすい場づくり」を心がけるようにします。

具体的には、オープンクエスチョン、ゆったりとした相槌、共感を意識して行います。相手の感情が動くポイントを言語化します

傾聴の技法についてはこちらの本を参考にしています。


2. 問題の特定

相手の話を聞いていると、悩みやニーズがだんだん明確になってきます。理想と現実のギャップに苦しんでいる箇所が見えてきます。この段階では、悩みやニーズを言語化することに徹します。何かアドバイスすることは避けます。


3. 目標の設定

ニーズが言語化できたら、「今後どうなりたいか」を言語化します。

積極的なクライエントに対してはクリティカルシンキングを用いて、「あなたのニーズが満たせなかったとしたら今やりたいことは何%くらいのモチベーションか」というように質問を捻ります。深掘りすればするほど、人生にとって意味のある目標を引き出せます

メンタルが弱っているクライエントには行いません。その分、言語化に時間をかけます。


4. ふりかえり

面談の内容をお互いにふりかえります。

良かったこと・分かったこと・次にやること をお互いに言語化します。

ふりかえりの内容は記録しておいて、次のカウンセリングの最初に見返します。人は一朝一夕で成長しません。継続的な支援は非常に大事です


事前準備が大事

これらのステップをより効果的に行うため、私は事前にアンケートを取ります。内容は大まかに以下の通りです。相手の価値観と面談に臨む温度感を確認する目的があります

1. 性格診断
2. 幸福度とストレス度
3. 現在の気持ち
4. 話したいことの内容と深刻度

価値観と温度感の確認をリアルタイムに行うのは正直つらいので、面倒とは思いますが可能な限り事前のアンケートに回答いただいてます。


全体を通して非常に大切にしていること

私がカウンセリングをするうえで、全体的に意識していることが2つあります。相手の良い面を積極的に肯定することと、相手に100%集中しきることです。

成長は肯定から生まれると信じていますので、ネガティブな面は指摘しません。ネガティブな面を見てもアクションに結びつかないからです。

相手に100%集中しきることで自然と会話できることを目指します。頭の中で話を組み立てたり、回答を考えながら対話しても相手とのつながりは得られないからです。


最後に

カウンセリングを始めとして、対話のゴールはお互いに前向きな状態で終わることだと思います。価値の高い情報を提供し、相手と充分につながることを意識してこれからもカウンセリングを実践してゆきます。

私とのカウンセリングに興味がありましたらこちらからご連絡ください。前向きな気持ちになりたい貴方からのご連絡をお待ちしております。


参考情報

私のカウンセリングはこちらの本を参考にしています。

性格診断の結果をどのように価値観分析に生かすのかについてまとめました。

カウンセリングでふりかえりを実践する方法についてまとめました。



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