katy_k.u. and

転居必至となり、住居をどうするか、少しずつ見学などもして、思った。暮らしの場は生き方や…

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転居必至となり、住居をどうするか、少しずつ見学などもして、思った。暮らしの場は生き方や人生の鏡のよう。はてさて、今のわが家は何を映し出しているだろう? 加えて、香害問題はじめ日々の “困った” も考えたい。 言葉の足りないところは友人 Clara のイラストでお楽しみください。

最近の記事

収納扉の ”困った”

「はじめまして」で書いた、換気のできる収納を含め、わが家には4か所、両開きの扉を持つ収納がある。いずれも造作、というのだろうか、発注した枠と扉を、部屋のドアと同じように大工さんがつけるのだが、通常はメーカーで行う蝶番の取付用彫り込み [*1] を現場ですることになった。 というのも、一級建築士のNさんと話していて、指定した扉にセットされた蝶番が90度くらいまでしか開かないものだとわかったからだ(パナソニック、ベリティス)。 今どき、蝶番の種類も多く、蝶番を変更するには彫り込み

    • 混合水栓と給湯器、使い方の大誤解

      給湯器の種類と混合水栓現在どのくらいの家庭で、混合水栓を使っているのだろうか。 例えばキッチンや洗面では、ワンレバーのものが多いかもしれない。レバーの上下で流量を決め、左右で湯温設定をする。下図はわが家の混合水栓の説明図(LIXIL)である。 浴室用としてはこれに湯温調節用のサーモスタットが組み込まれているものが多く、その場合レバーは湯量調節専用となる。 ところがこの混合水栓、どうも説明通りには働いていない。 今回、まず給湯器について調べたところ、現在一般に使われているも

      • siawase no toki

        昨日の夕方、4時半頃だったろうか、家から駅へ向かう。 「これが蝉時雨と言うのか!?」と天啓のように言葉がやってきた。 樹の多いこの団地ならでは、だろう、 普通なら一匹一匹の声が、ミーンミーンとかジージーとか聞き分けられるものだが、 その時はまるで空間全体が響き合って、声に塗りこめられている。 細い雨に見える限りが霞んで見えるように、世界が蝉の声に覆われている。 包まれている。 生命に満ちた大合唱。 取り巻く樹々の息吹。夕方の光、風の匂い。 一つのものとして、からだに染み込んで

        • 普通はあるもの、普通はないもの

          中古マンションのリノベーション体験記、今回、実質的なスタートを迎えるに当たって、まず間取を中心に、普通はあってわが家にはないものと、普通はないけれどわが家にあるものをご紹介しよう。 少し長くなるが、お付き合いいただければ幸いです。 普通はあってわが家にはないものまず、リビングとダイニングをなしにした。[*1] 二人暮らしではあるが、特に共通の友人はいない。親戚付き合いも希薄なので、その意味でも来訪者は想定せず、友人なら自室、という「育つとき個室があった」世代のハシリかもしれ

        収納扉の ”困った”

          はじめまして

          中古マンションのリノベーションを機に、その体験記を書きたいと思った。 というのも、香害対策として考えた換気できる収納とか、シェアハウス風にとか、あまり普通の住宅ではやらないだろうことを考えていたので、変なこだわりを面白がってもらえるかも、とか、不遜なようだが、何か役に立つことがあれば、と思ったのだった。 この note でも多くの建築関係の方が記事を書いていらっしゃるので、そのご縁で「素人はこんなことを見逃すのか」という反面教師的なお役立ちでも、あれば幸いというもの。実際、

          はじめまして