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厚生労働省で公開されているデータをグラフで可視化して考察する #1

この記事では心筋炎関連事象疑い報告のデータをグラフ化し、加えて、ワクチンのリスクとベネフィットの比較について、自分なりに考察してみることにする。

データのソース

以下である。

第72回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第22回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催) 資料

リンクはこちら↓
 資料2-6―1 副反応疑い報告の状況について

心筋炎関連事象疑い報告データのグラフ化

まず生データはこちらである(49ページ目)
年齢別、男女別、ワクチン別にまとまっている

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10/24のデータをグラフ化してみると、10代~20代におけるモデルナワクチン男性の数値が圧倒的に突出していることが一目で分かる。

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しかし、非接種群との比較がない限り、このリスクが大きいのか小さいのかは、いまいちピンとこない。そこで、他に提示されているデータからそれを自分なりに考察してみる。

接種すると、心筋炎関連事象になる確率が何倍くらいになりそうか?の考察

理想で言えば1倍以下が望ましいはずである。
個人的感覚では、10倍を上回ったら危ないと感じる。
(みなさんはいかがでしょうか?)

実は同日の資料には、下記のデータも参考として公開されている。
つまりこのデータを用いて非接種群との比較が(ざっくり)可能であると考えられる。

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このデータ(下記⑤⑥)を、先ほどのグラフのデータ(下記①~④)と併せて分析してみる。つまり、割り算をすることにより、接種すると、心筋炎関連事象になる確率が何倍くらいになりそうか?(以下、リスク倍率と呼ぶ)を計算してみた。
下図においてリスク倍率が10倍以上になった箇所は赤く塗っている。

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リスク倍率は、10~20代のモデルナ男性は言うまでもなく突出しているが、ファイザーは30代まで男女とも10倍前後モデルナワクチンは40代まで男女とも10倍を超えていることが分かる。
一方、50代以上ではリスク倍率は有意に小さくなることも分かる。

グラフ化したものを下記に示す。10~20代のモデルナ男性の突出度合いが目立つが、それ以外の世代も注意が必要と考えられる。

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この分析結果はワクチンの副反応が長引いている方の年代層(~40代が大半)とも合致しているのではないか、と思われる。(下記、ご参考)心筋炎だけでなく、その他長期的な副反応との関連もありうるのではないか。

まとめと考察

ごくごく限られたデータからではあるが、肌感覚として感じているリスクの定量的な可視化を試みた。
やはり、単純な「一律、接種推進 or 接種反対」ではなく、年齢と性別によるリスクとベネフィットの比較に基づいたワクチンの種類、および接種の推奨/禁止は早急に議論・検討されるべきであると考えられる。

ワクチンを接種すれば、コロナに感染した時の重症化は抑えられるかもしれませんが、十分な感染対策をしたとしても、あなたは10倍心筋炎関連症状になりやすくなるかもしれません、と言われたらあなたは接種しますか?

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