【2】なんで引きこもりになったの?



1の続きです。


母は、孤独で、依存的な人でした。

何か人に尽くさないと、精神を保っておけない、弱い人なのです。


それを子供の頃に察していた私は、


母がいつでも、私に尽くせるように、
私は、駄目な人間でいなければならない。


そう思ったのでしょう。





だから、駄目な人間でい続けた。


幸せなのに、旦那や子供に怒鳴る。
頑張っても頑張っても、成果を出せない。
失敗する。


そんな私でいなければならない。
という強迫観念のようなものがありました。



一人の自立した大人になることは、母を見捨てることだ

と、どこかで思っていた。


子供の頃は、親が全てなんです。
自分の命そのもの、です。

親次第で、
自分が生きるか死ぬか、決まりますから。

(表面的には、親のための行動をしているように見えなくても、です)



そして、大人になっても、
自動的に、その生き方を繰り返してしまいます。


もはや癖のようなものですね。


不思議ですが、これが、
潜在意識、
というものなんです。





頭では

お母さんなんて大嫌い。


なんで私は自立できないんだろう?

駄目だ、直さなきゃ


と思っていました。





でも、その度に、なぜか、心のブレーキが強烈にかかるのです。

『そんなことをしたら、お母さんを助けられない』と。


でも、頭では気づけない。

なんで、自立できないのか?
頑張れないのか?
怒ってしまうのか?

わからないんです。



自立しようと頑張ると、

なぜか、

途中でやる気がなくなってしまったり
体調が悪くなったり
何かトラブルが起きたりする。


そんな現象として、現れてくる。


それが、潜在意識(無意識の領域)のやっかいな所でもあります。



それに最近になって、気づいた時に、
本当に涙がとまりませんでした。


母のために、父に罵倒され、虐げられ続けても、私は耐えてきたし、家を出る選択もしなかった。


でも、本質の、魂の私は、
叫んでいたのだと思います。

『もう、わたしをその呪縛から解放して!!!』

って。


きっと、トラブルや、トラウマや、解決できそうもない問題の中には、

そんな、魂からのメッセージが隠されているんだろうな、って

今となっては、思います。


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