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パズルとゲームで人と人をつなぐ

わき目もふらず熱中する姿。それはパズルやゲームをしていたときではありませんでしたか・・。人はじっくり考えるのが苦手です。が、知的好奇心や競争心を刺激されるのであれば、話は別です。盤面に目を凝らし仮説検証や先読みに熱中している姿を見ると、その集中力たるや恐れ入るばかりです。これほど集中できるパズルやゲームは思考力を高めるツールである、と言えます。ただし、それだけではありません。人とのつながりを深めるツールでもあるのです。

脳トレクラブ(代表 米澤章夫・作者兼講師)は、パズルとゲームで人と人をつなぐ」活動をしています。「作る!解く!繋がる!」をキーワードに、参加者ひとりひとりがパズルを作り、皆んなでそれを解く、時間があればゲームで遊ぶ活動です。

もちろん、そのような活動をするには、パズルとゲームが豊富に用意されていること、面白くて、コンパクトで、解きやすく作りやすいこと、難易度や収束までの時間が参加者の能力や開催時間に合っていることが前提になります。


私は尼崎市にて長年学習塾を経営しておりました。「あそび」が持つ「まなび」の効果を最大限に活かしたいと、いろんなパズルとゲームを考案しておりました。作るのにハマる人間もいますが、私もそのタイプでした。親の介護で、平成26年6月尼崎市から鳥取市へUターンしました。さて、鳥取で何をやろうか、、、、、、、、、、。「今まで考案したパズルとゲームを地元の皆さんに利用してもらうことが一番良い」「新規のアナログパズルやアナログゲームを待ち望んでおられる関係者は多いのではないか」「非電源パズルやゲームなら作れるのではないか」と思い、考案してたものを試作したのが、実用化するきっかけでした。夢を叶えるのに何年もかかりましたが、ついにやり遂げました。
令和元年11月ボードゲーム「
同色ゲーム」と書籍「脳トレパズル&ゲーム」「脳が甦るパズル」「本格パズル」をリリースしました(最近「英単語の解読パズル」アプリを作りました)。
アナ ログパズルとアナログゲームは「形態」や「感触」「唯一解が存在するかしないか」の違いはありますが、ルールを読んで思考する点では違いはありません。画面を見ているだけでは、思考を飛躍させることはできない。手で触ったり、紙に書いたりするからこそ分かることもあり、リアルな思考訓練ツールである、と言えます。人間味が溢れるので、これらに関わった仕事がしたい、と思っていました。展示会を開いたり、脳トレ教室を開いたりしましたが、コロナ禍でそれらをダメにしてしまいました。令和5年になってコロナも収束に向かいつつあり、活動を再開しようと思っておりましたが、令和5年6月
鳥取市移住・交流情報ガーデン様で交流スペースをお借りすることになりました。そして、開発したものやそれ以外のアイディアをアレンジして教材化し、『無料パズル、ゲーム体験会』を開き、7月より移住者および近隣住民のための「パズル、ゲーム会」をそこで開設しました。


パズルは、ペンシルパズルと呼ばれているもので、方形状のパズル面の周囲または内部には数字または文字、記号が書かれており、鉛筆と消しゴムを用いて紙面に答えを書き込むものです。74種類用意されています。人真似をせず、愚直なまでにパズルを作り続けた結果、200種類までにその数が増え、それらの中から面白いものを選んだつもりです。
「なるほどこういう仕組みになっているのか」が分かれぱ、自分でも作ってみたくなりますね。

会の進め方は次の通りです。私がホワイトボードに盤面を板書し、ルールと解き方を説明します。そのあと、参加者は、盤面の数字や文字を変えて問題を作り、発表します。他の人はノートに問題を書き写し、マスに答えを書きます。全員が書いたら、正解を発表します。

こうして参加者は、作り手と解き手の役割を演じていきます。

「作るのは 簡単(盤面が小さいので、すぐ作れます)、解くのは それほど簡単じゃない」
このやり方は、人が代わっても一定の面白さとクオリティを提供することができます。

「作るのは 簡単」と申しましたが、それは参加者にとってのこと。
原作者である私にとっては、作りやすくて面白いものをルールの段階から作ることは、並大抵なことではありませんでした。

本来パズルは解くだけのもので、人との関係性はあまりありませんでした。人との関わりはせいぜい答えを見比べ合うぐらいのものでした。参加者は、解くだけでなく、数字や文字を変えて出題することで、簡単に「面白さ」と「難しさ」を享受し合うことができ、より一層の協調性と一体感を深めることが可能となりました(6/24の無料体験会では、ガーデンコンシェルジュ澤田さんの紹介のあと体験会が始まりました、私の下手な説明でも教えあったり、意見を出し合ったりと、和気あいあいの雰囲気でした)。

  1. ゲームは、時間調整、パズルを解いた後のお楽しみというスタンスで捉えています。主に商品化したものと同内容のものを遊びます。囲碁やオセロゲームのような盤と駒からなるゲームです。1人用、2人用、3~4人用があります。

  2. パズルとは楽しさが違います。パズルのそれは「じっくり考える楽しさ」です。解いてて「楽しい」と感じるのは、解の糸口を発見できたり、知的好奇心が刺激されたりたり、達成感が得られたりするからです。

  3. ゲームのそれは「先を読む楽しさ」や「駆け引き」「局面の変化」「逆転劇」です(自作ボードゲーム「同色ゲームの世界」について参照)。パズルより苦しさが少なく、偶然完成できたり相手の判断ミスで勝ちを拾ったりする場合もあるので、理詰めに考えるのが苦手な人にとっては、何倍も楽しい。

  4. 紙と鉛筆を使ったものなど他のものまでも含めると、20種類のゲームが楽しめます。製品版は使用せず、A4変形(正方形)縦20cm×横20cmサイ4x4の16マス(8色)、同色マスを非対称に、となり合わないように配色したものをカラーコピーし、ラミネート加工したものを使用します。重量感や質感は劣りますが、面白さは同じです。余計なものはそぎ落とし、中身で勝負です(ヘッダー画像参照)。

  5. 参加者は、自分が作成したパズルを全員に解いてもらったり、解の糸口を発見できたり、相性の合う人と話ができたりすれば、「また来たい」ですよね。

  6. 見たこともないパズルとゲームが沢山用意されていて、どれも面白いのであれば、尚更です。

  7. 「解けなかったり、時間がかかったり、勝てなかったりしても、構わない」「考えること自体が楽しい、会話すること自体が楽しいと思うことが、重要である」ということも伝えておくつもりです。

  1. 笑みをこぼしたり、パズルやゲームが好きって顔をしたりしていると、移住者在住者関係なく声をかけてくれます。また、出題したり解いたりプレイしているうちに、相手の人となりを知ることができ、距離が縮まってきます。すると、仕事、地域、生活などの情報を交換するきっかけを掴むことができ、交流の輪が広がります。

  2. 「ガーデン」という信用があるからこそ、全く知らない人同士でも安心して話ができる。信用がその不安を解消してくれている。移住者のための座談会もよけど、移住者と在住民が交流することも意義のあることと思っています。

  3. 会の楽しみは「思考の楽しみ」と「コミュニケーション」にあります。 

  4. あなたはどちらの楽しさがいいですか。

  5. 解けるかもしれない、作れるかもしれない、勝てるかもしれない予感がパズルやゲームを夢中にさせます。あなたも夢中になってみませんか。

●参加申込要項 
定員10名 
対象 鳥取市I,Uターン者、鳥取市民(
転勤で来られた方やずっと鳥取市に住んでいる方も参加可能です)
20歳~シルバー
場所 
鳥取市移住・交流情報ガーデン
ここは、明るく心地よい
夢の空間。移住者と市民が出会い、
つながる場になっています。

  1. 〒680-0834 鳥取市永楽温泉町109番地
    申込電話番号 :0857-30-6631 
    鳥取市移住・交流情報ガーデン
    実施日 毎月第4日曜日 13:30 ~15:00
    参加料 200円/回

毎回1、2種類のパズルと1種類のゲームを楽しみます。
筆記用具とノートをご持参願います。
筆記用具は鉛筆と消しゴム、二色ボールペン
ノートはB5サイズの5~10ミリの方眼ノートが望ましい。
なければ、余っているノートでも構いません。

会はオープンな形を取ります。
そのため、予約方式の先着順になっております。
圧倒的なポリュウムと多様性を誇るので、是非ご利用ください。
お知り合いの方にも声をかけていただいたら、ありがたいです。


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米澤まで。



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