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サッカーにおける戦術とは?

サッカーにおける戦術に関して、どう見ればいいのか?今更聞けない?複雑でわからない!という方も多いのではないでしょうか。各ゆう自分も選手だったときはふわっとした認識でした。ならサッカー未経験者はも多かれ少なかれそうなのでは?と思いまして・・・今回はだれでもわかる+知ってるとちょっと楽しくなるポイント(私見)を紹介していこうと思います!
観戦前のお手伝いになればと思います!

1 守備時のはめ方(そもそもはめるって何?)

よくサッカー用語で「はめる」「ショートカウンター」などの言葉がありますけど、本来、意図的に「ショートカウンター」をするために「はめる」ものであります。では「はめる」とはどうすればできるのか。そんなに難しいことではないと思います。(観戦する場合はですが・・・)

「ボールホルダーにどれだけ選択肢があるか」
「スペースはどれくらいあるか」
「以上2つを行うために、制限できているか」

観戦時は以上のことを気にかけているとわかりやすいと思います。

〇守備時のはめ方(通常時)

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まずは。通常形で見ていきます。361が守る側、442が攻める側の想定で見ていきます。上の形の場合の、ボールホルダーの選択肢はどれくらいあるでしょうか?ぶっちゃけたくさんありますよね。サッカーの場合、1個飛ばしのパスをして中盤を開けない場合、サイドバックにボールを預けることが多いですね。色々な理由がありますが、基本サイドバックにボールを預けます。ロングボールがないわけではないけど、この形のロングボールは難しいことは昨年の大宮を見ていればわかりますね・・・

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サイドバックに預けた場合、選択肢は上記の点線矢印の選択肢が考えられます。ロングボールは斜めから蹴る場合、受けるのがかなり難しいので、選択肢としては普通はりえない。そのため、選択肢がかなり絞られてますので、シャドーの選手がサイドバックに強く行くことができます。この時に重要なのが以下の通りです

1「CFがもう一人のCBに展開されないように、パスコースを切りながらプ  レッシャーをかけること」
2「相手のボランチにちゃんとついていくボランチがいること」
3「基本的にシャドーはボランチのパスコースを切りながらプレッシャーに行くこと」
4「1、2ができていない場合、プレッシャーに行ってはいけない」

 ※勝負をかける場合は別

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もしサイドバックが、安全にSHに出した場合はWBが強く出ることができます。もしとれなくても、下げる場合が多いので、基本的にはそうなった場合も同じように守備をしいていくことが大切です。しかし、例えばボランチが開いてしまった場合、小島のような攻撃に優れた選手も多いため、非常に危険になります。そのため守備に行く選手はもちろんですが、全体が見える、キーパー、センターバック、ボランチ、(CF)がしゃべって「行く」「行かない」の支持を出すことも非常に重要になります(大宮の選手はしゃべれないけど)

〇キーパーを混ぜている場合の守備

結論から言うと、勝負をかけている、足元が危ないGK・CBの場合以外は基本的にGKにプレッシャーをかけてはいけないということを押さえておきましょう。

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上の図を一目見ればわかると思いますが、GKに選択肢が多くありませんか?さらにCBにボールを動かすとどうなるでしょうか。

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選択肢も多く、何よりも広大なスペースがあってやりたい放題ですよね。そのためリスクが高いのでできるだけ、キーパーには守備に行かないのが鉄則です。こう見ると、守備の堅いチームであればあるほど、GKを混ぜてのビルドアップが有効なことがわかりますよね。逆に言うと、キーパー・CBが足元が厳しいと、成り立ちませんよね。

〇おまけ:ブロックを敷いた守備

こちらはおまけですが、ブロックを敷くとはどういうことか。結論から言うと、守備の取りどころを意図的に下げて、裏のスペースをなくさせることで、選択肢を削ることにあります。

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上記のように普通のラインでビルドアップしている場合、当然ですが選択肢もたくさんありますが、裏にスペースが多いですよね。昨年度の徳島戦なんかは特にそうでしたが、WB(青⑤)が内に走って、酒井をつり出し、河面の脇にシャドー(青⑨)が走り、一対一の場面を作られることがたくさんありましたよね。

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では守備を意図的に下げた場合はどうでしょうか。見ればわかりますが、選択肢、特に裏へのスペースがかなり制限されていることがわかりますよね。この場合、裏にパスを出すことが技術的に難しいですよね。さらにごちゃごちゃしていて、相手選手がフリーでパスを出すことはほとんどできないため、技術的にパスを出すことが難しいですよね。昨年度、下位に取りこぼしていた、特に栃木・岐阜戦はビルドアップも不安定だったため、このブロックを敷く守備に完全にはまったといえます。

2 組織的な守備を崩すためには?

このように組織的に守備をするチームをどのように崩せばいいのでしょうか?たくさんありますが、考え方は、上記までで説明した「はまる」という状態を崩すことが大切です。例えば・・・

1「CBがドリブルして、相手CF以外の選手を引き釣り出す」
2「一個飛ばしのパス・ダイレクトプレーなどでお、相手守備よりも早くボールを動かす」
※川崎フロンターレがとてもうまい
3「GKを混ぜることで、常に数的優位を作る」
4「チート選手にすべてやってもらう」
※昨年の柏のオルンガ、優勝時の大宮の家長 など

思いつく限り挙げてみましたが、今までの大宮は4に変調気味で、その選手がけがをすると、機能しなくなることが多いく、今回は逆に3を中心に崩していくことが想定されます。

※最後に

いかがだったでしょうか?考え方は人それぞれですが、少しでも理解しながら試合を見ていくことで、外から見るサポーターも楽しく見れるし、より一層一緒に戦うことができると思います。

少しでも皆さんの力になれれば幸いです・・・

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