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岩瀬体制と継続性への総括

今回の内容は多分に私見が混じってます。

開幕前に書いた展望を踏まえた個人的な総括です。

シーズン終了時にどのようなことになっているか想像もつきませんが、記録として残そうと思います。

1 昨シーズン(高木体制)に関して

上記が高木体制の総括です。

色々書いてありますが、読み返して気になったことは、昇格を本気で狙うならボランチに外国人枠をあてるのではないか、現実的には残留を目標にするべきということが記載してありました

高木体制の一年目は541のブロックを軸にカウンターに偏重したサッカー。二年目はその反省を生かして、ビルドアップで崩すサッカー。しかし、ケガ人や適性の問題で機能せず、崩壊していきました。

これに対して、色々意見があると思います。

誹謗中傷は考えないとすると、結果が出なかったということがすべてで正しいと思いますし、解任もやむなしだというのが個人的な考えです。

しかし、高木監督のサッカーで、システム的な守備ブロックの形成、カウンターの推進力。これらができても昇格できなかった反省として、ビルドアップに着手する。この変化はいたって当然の変化で、うまくいかなかったけれど、やろうとしていることに間違いはないと今でも思っています

とにかく課題は使い分け。その一点。だからこそこれができる選手を補強するかどうかで、昇格に向けた本気度や積み重ねを生かすかどうか見えるかなと思っていました。

2 岩瀬体制に関して

上記に開幕前の展望が記載してあります。
西脇強化部長に関しては、後述します。今回は岩瀬監督についてです。

ポイントはやはり「勝ちにこだわる」「相手の嫌がること」この二点だと思いますが、一番見たかったポイントは、上記にも書いてありますが、それらを支える大枠のスタイルが一体どういったものなのかということです

采配に関してはともかく、実はそのあたりの大枠に関して、最初に不安に思ったのは開幕戦の水戸戦でした。

開幕戦ということで、ある程度、まだ仕込めてないのかな?と思いましたが、結果的にはそうではなかった。特に守備面に関してはあまりにもひどいお粗末な、昨年度がまるでなかったかのようなものに変貌していて愕然としました。

以前記事にしたんですが、守備とは組織です。ボールの動かし方を制限したうえで、予測する。危ないところにパスを出させないこと。これらができて初めて組織的な守備だといえると思います。

では水戸戦から解任直前の北九戦まで見てみるとどうでしょうか。改善はしているけど、あまりにもひどい。誘導にも意志はない、良くなってきたのは選手の運動量が増えただけ。三分の一を過ぎてもCFからの守備が仕込めない。なのに、2018年のような個の質があるわけではないので、厳しい言い方をすれば得点ができないのに、守備は決壊するただの博打サッカーだと思います。

記事に書いた、心配ごとの曖昧なサッカー。そのものでしたね。

では攻撃はどうでしょうか。
私は結構悪くないかなと思っています。
理由は、狙いどころが相手の裏を狙うことなど、割と早い段階から攻撃で狙いたい場所の共有をしているように見えたことです。それとに加え、昨年度と違い、攻撃のテンポが速いことが言えると思います。そのあたりも賛否両論だと思いますが、攻撃に関しては見えてくること、特にボール保持は整備されつつあるので、悪くなかったと思います。

3 西脇強化部長に関して

率直な感想は評価の難しい人、という印象です。

例えば2020年、カウンターサッカーをしていた2019年を考えたうえで、近藤選手や翁長選手などを加入させたこと。

例えば2021年のように、中野選手や矢島選手など、新体制に向けて特徴のある選手を多く加入させたこと。

また西村選手や河面選手、山越選手などの有望な大卒選手を加入させたこと、さらにシーズン途中にイッペイ選手や櫛引選手など強力な選手を加入させたこと。

これらのことから、かなり選手を引っ張る能力があり、今現在戦力になっている選手を加入させていることから、一定の成果…というか結果は残していると思います。

ただ、そういった加入選手やそれへの意図は大変感じるのに、それを補って余りある致命的な欠陥が多くあるということ。

例えば2020年。繋ぐサッカーをするといいつつ、大前選手やフアンマ選手、茨田選手を放出し、カウンターに適した選手を多く加入させてること

例えば2021年。4バックをやるのに、サイドの選手が足りず、現有戦力ではコンバートせざる負えず、ケガ人が少しでも出たら破綻するチーム編成にしているということ

良い点もあるのに、こういった欠陥があまりにもひどすぎる。正直開幕前までは、こういった事情もあり、昨年までの積み上げを考えると、サイドのメンバーを多く配置するシステムはできないと思い、433か3バックではないかと思いました。

4 チームとして

みなさん揶揄する「土台」に関して。

はっきり言います、どう考えても昨年まで築いてきた「土台」なんかない(むしろなかったことにしてぶっ壊した)し、高木監督や岩瀬監督にそういったビジョンはあったように思いますが(それは信じます)、少なくとも強化部長やチームにはそういったことはまったく考えていない

語弊を招く言い方をしてしまったことは、ここで謝罪させていただきます。高木監督からは積み上げは見えましたが、チームとしては積み上げなんか何も考えていない。

何より、卑怯だと感じるのは、高木監督解任理由や、岩瀬監督を解任する気がない⇒解任。何より、チームとしてどういう方針で行くのか、どうしたいのか。常に曖昧な表現でごまかし、最下位でも動かず、そういった苦しい状況にもかかわらず、チームとしてこうしたいという「ビジョン」が見えない。数年ごとに出てくるアルディージャビジョンなんて耳障りのいいものではなく、どうしていきたいか、それを行動として見えないこと。できないなら、それに対する声明などの表明で説明もない。そして、前には誰も出てこない。あまりにも卑怯だし、不信感しかない。特に今年は

正直、次の監督がどうだとか、選手の移籍だとかよりもはるかに、チームとしてちゃんとした声明を出してほしいと切に願います。憶測や中途半端な発言だけで、いい方向に考えようとしても、もう限界だと思います。それがあれば、前向きに応援できる人も増えると思います。スタジアムに行って応援もしますが、前向きに応援することが難しいです。

5 最後に

残留に向けて、大事なことは色々あると思います。個人的には以下の通りです。

①ケガ人や移籍期間までに、勝ち点が3ゲーム以上話されないこと
②移籍期間で、選手をできるだけ引き抜かれないこと(多分無理)
③監督を誰でもいいから早急に決める(移籍交渉にも影響する)
④攻撃より守備が整備できる監督の就任(できれば)

④に関しては特に、残留争いでは得失点差と勝ち点1がとにかく大切です。今のサッカーでは引き分けも難しい。とにかく442で守備ブロックを作れる監督を願います。さらにケガ人が戻れば、それこそ極端ですが、両サイドにドリブラー+イバハスキッチにクロスなどでも、点は取れると思います。ただ今現状は引き分けにするのも難しいの現状です。

ただ、正直こういったフロントの対応などを見ると落ちるだろうなという思いも強いです。なんとかその印象を覆してくれることを切に願います。

6 応援に関して(勝手な表明)

「拍手」の応援はみなさんどうですか?私は結構好きです。

以前、自分が見ていたチームの監督が押せ押せでは気持ちは盛り上がってる、むしろ気持ちが落ちたときに応援して欲しいといってた。

VENTUSとベレーザの試合、4失点目。自然と拍手が沸いた。

千葉戦の黒川選手のシュートが外れた時、二失点目。

こういったチームが落ちるときこそ、無音ではなく大きな拍手をすることを心がけています。最近は拍手が始まると、チャントが流れなくても、自然と拍手が伝播し、後押しする雰囲気を感じます。オレンジャーの皆様方もそういった拍手も先導してくれてます。ゴール裏の雰囲気はいい雰囲気だと思います。

だからこそ、試合後は厳しいこと言ってもいいし、誹謗中傷や侮辱ではなく批判はいいと思います。だからこそ、試合中はそういった時には大きな拍手をしようと思います。

臭いこと言いますが、応援は力だと思います。書かないと恥ずかしくてやらなくなりそうなので、ここに書かせていただきました。








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