飛び出し注意

同じことをしているじゃないか。


わざわざ遠いところまで来てこの体たらく。毎日毎日何度も何度も嫌になっているけどなぜか今日になってはっきり自覚した。同じことばっかしている。いつもと違うことやらなきゃほんとに意味がないじゃないの。

安定について言及した日もあったっけ。そのときも今日のようには考えてなかったと思う。なんでだろ。もっとシンプルな話だったよ。なぜ気がつかない。いつもと違うことをする。普段やらないことをする。こんなにシンプルだよ。冒険の心はどこにやってしまったんだい。刹那の安心を求めて文字通り殻にこもってしまってたね。

簡単なことではないさ。きっと。ほっといたら籠っちゃう人間なんだもの。生まれながらにしてどこへでも行けちゃう人ではないんでしょ。でも内に宿る好奇心もまた、生来の僕の性の一つで間違いないでしょ?じゃあ困難か否かの前に踊る心があるはずだよ。

そこを見失っていた。


なんかまた一つ分岐点に立った気がするな。依然先行きは見えないし絶好調でもないけど、とても簡単なことを思い出せた。きっかけは特になかったな。ただ通りに突っ立って煙を吐いてたらふと思った。待つものではないけど、急になにかに気がつくことも、時としてあるもんですね。


とにかく動かなきゃ。量だ。なにより量のときだ。質じゃない。安パイもくそくらえくらいの。

不安なのは今そんな体力あるのかってことだよね。逆にフラストレーション溜まってる状態で出てくるべきだったのかもな。

昔は規則的に回転する日常に嫌気がさしていたはずなのになあ。周期を自分で決められるなら規則的でも構わなかったみたいだ。どこまでいっても小市民。だからせめて嫌気のピークで外に飛び出してしまえば、とか、思っちゃったりたり。まったくナンセンスな仮定だよ。


まあ、まだ死んでないし、なんとかなるよ。






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