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ネット張り日和 2023/12/1

冬の原付は寒い。
寒いというかもはや痛い。気温10℃以下の中を時速30kmで走ると痛い。フルフェイスヘルメットにダウンネックウォーマー手袋という冬フル装備もあまり意味がなく、運転中さむいさむいさむいとマスクの下で呪文のように唱えていた。

整骨、やはり手首は時間がかかるらしい。割といつも忘れられるので、手首あんまり良くなくて……と切り出すのが申し訳ない。背中と腰がゆるむだけでもかなり楽なのだけど、手首もできれば治していきたい。

耳鼻科にも寄って帰宅。昼は父が買ったまま永遠に食べていなかったアルミ鍋うどんにする。和風出汁とカレー味があって、どっちにする?と聞いたら父は出汁のほうで良いとのことだったので私はカレー。小松菜を切ってちょい足し。父の方には玉子を割り入れ、自分の方には揚げ玉を入れた。体が暖まって良いな、とパッケージを見たらカロリーが290kcal程度で驚いた。良いのかそんなに低くて。

少し休憩を挟んだ後、今日やると決めていた猫対策を始めた。

近所で餌やりをしている人がいるので我が家の軒下に子猫が住み着き、あたりに糞をしてしまうのでその対策をしなければとずっと話していたのだが、数日前やっと防護ネットを買ったので父と協力して隙間ふさぎをすることに。かなり大きいネットを買ったので、半分にカットして隙間という隙間を塞ぐ。ネットを固定するために釘を打ち、田舎に突如として響き渡る金槌の音。意外とでかくてビビる。

始める前に、軒下に子猫がいないか何度か確認。よし、いない、と確認してからネットを固定して下を石や重いもので抑えた。順調順調、と一息つくと、黒い毛並みの子猫と目があう。……え。嘘待ってそこまだ隙間埋めてない……!と、慌てて追い払おうとすると、子猫はするりと軒下へ入っていった。ああ……父、猫入っちゃった……。なに!?私より取り乱した父を横目に、軒下を長めの棒でガサガサしてご退出頂く。この作業、猫が入らないように速やかに行わねばならないのか……。気付くのが遅い。

早く早く!とやっている側から別の子猫、反対側からさっきの黒猫、少し遠くから様子を見に来た親猫、という三方に気を張りながらネット張り。油断するとまた猫が入る。そしてそのまま閉じ込めてしまうのは避けたい。別に猫が憎いわけでもないので。むしろ大好きなんですけどね……。

なんとか隙間を全て塞ぎ終わった瞬間、黒子猫がシュパッと現れ、いつものように軒下へ入ろうと私のいる縁側の下へ潜ってきた。隙間がないことに気付き、あれ?入れない……と前足で何度か重りの石をペタペタやっている。ごめんな、君たちの寝床はさっき塞いじゃったからもう入れないんだよ……。何故か若干の罪悪感を覚えた。

少しして諦めたのか去っていく黒子猫の後ろ姿を見送り、片付けをして作業を終えた。まあ当然丁度良いおもりなんてそんなにたくさんはないのでゴミ箱やら荷台やらあるものでネットの隙間を埋めただけなので、いつか突破されると思う。もはや既に突破されているかもしれない。しかし、やることはやった。餌やりの人にも、嫌なんですよ〜というアピールに……なったら良いな……。

とりあえず疲れたのでグラコロ食べます。


また近くなったら告知しますが、来週の日記祭、日記屋月日さんに紹介して頂きました。



自分で考えた文章が他のアカウントで呟かれている……という不思議な気持ち。多くの人に手にとってもらえますように。