見出し画像

いつもありがとう 2024/8/20

朝。ゴミ出しで一度起きて、また部屋に戻って二度寝。昨夜寝たのが4:30過ぎで、昼寝しているとはいえさすがに3時間ちょっとの睡眠だと満足できなかった。1時間ほど寝てエアコン室内機のゴボゴボ、みたいな水音に起こされる。取り付けて3日しか経っていないし居間にある同じ機種で同じ音がしているから仕様なのだろうが、大丈夫かなあ故障じゃないのかなあと不安になりそれ以上眠れなかった。というか単純に耳について。普段しない音が極端に苦手だ。この音は大丈夫なやつですよ、と誰かに言ってほしいけど、たぶんそれがあっても気にはなるのだろう。たぶん普通の人なら気にならない程度の音なのに、とまたへこんだ。大人しく居間へ行くと、やはりこちらの室内機からも同じ音がする。苛み。早く夏終わらないかな。

イヌ僕の続きを読んでいたらちょっと寝落ち、13時を過ぎていたので昼は良いかなと思ったが、なにか食べなと言われたので冷凍ご飯とからあげをチンして食べた。冷凍からあげってたまに狂おしいほど食べたい時がある。なにかを食べても大丈夫になってきていることにちょっと安堵。胃が……とならないこともありがたい。大丈夫大丈夫。世の中みんな敵じゃない。たぶん。見るものないねえと言いながらザッピングしていた妹が『舞子はレディ』を見つける。見たいと思ってたんだよね~というので最近の作品なのかと思ったら10年前の映画だった。長谷川博己さん若い。主演の上白石萌音さんは当時15歳だという。突然ミュージカルが始まったと思ったら舞妓さんのお稽古シーンがあったり色んな方言が出てきたり、冒頭15分くらいは見逃したけど飽きない映画で気付けば最後までしっかり観ていた。富司純子さんのような包容力と余裕のある素敵な大人になりたい。無理か。憧れるくらいは良いだろ。久しぶりに長編の映像作品を観たなという達成感から昼寝。せっかくだし何も考えたくなかった。目が覚めるとまあまあの夕方だった。

夕飯を作り出すついでに野球中継スイッチオン。いきなり3点入れていて、ムラが……と思った。舞茸人参チヂミ、蕎麦。食材がなくて簡素な感じになってしまい申し訳ない。毎日毎日何もせず勝手に苛まれて家から出られず、買い物にも行けないしもはや近所を歩くことはおろか庭に出ることさえ怖いと思い始めているので、これはいけないと思い7回の裏の阪神の攻撃中に玄関を開けて夜の散歩に出た。怖い。人に会ったらどうしよう。すれ違う車が怖い。風呂掃除の時カビキラーでピンクの染みだらけになった部屋着、ユニクロで安売りしていて妹が買ってきてくれた花柄の真新しいリラコ、正月に買ってもはやそれしか履いていないベージュのスニーカー。暑さはそれほどでもなく風も気持ちよかったけど、そんなことより外の世界が怖かった。暗くてもこんなに怖いなら、朝や昼はきっともっと怖いだろう。でもそんなこと言っていられない。金曜には整骨があるのだ。その練習だと思おう。足が重い気がしたけど無視して前に進んだ。田舎なので建物は見慣れた民家しかない。今の自分はかなり不審者だろうなと思いながらゆっくり歩いて15分程で帰宅した。途中、小学生の頃からずっとある、今左足で踏んだ小石を道を戻って右足でもう一度踏まなければならない、みたいな突然頭の中で囁かれるルールが出てきたりしたけどなんとか帰って来れた。ドアを開けた瞬間、「大丈夫だった?」と妹が迎えてくれる。なにがよ、と言いつつかなり安心して、同時に情けなくなった。なんだかとてつもない偉業を達成したみたいになっている。でも今はそれで良いのかもしれない。良いのか?33歳、消えてしまいたい。でも散歩できた。1褒め。才木投手キャリアハイである10勝のヒーローインタビューを見てからシャワーを浴びた。

風呂場から出るとなにやら居間が騒がしく、どうやら父が飲んでいたハイボールを全てカーペットにこぼしたらしかった。結構な量らしかったが妹が対処してくれていて私は特にすることがなかったので洗った食器を片づける。こぼした張本人である父が、なんなんだよ全く、とイラついていて、そんなん妹のセリフだろと思った。当の妹は「そんなこともあるよね」と言いながら雑巾を駆使して後片付けをしていて神だった。

小さな「気になる」が頭の中にたくさんたくさん浮遊していて、なんとか見ないふりをするのに忙しい。そんなわけで12月の日記祭は出店を見送ることにした。今の精神状況では出店なんて到底無理だ。でも遊びには行きたいな。行けるかな。noteで日記を読ませていただいている方が数名出店されることを日記で知り是非買いたいと思っている。下北沢、遠いな。去年は全然行く!とうきうきで電車に乗り、本も委託販売してもらったのにね。1年でこんなになるものなのか。どうしちゃったんだ私。死にたいね。苦しい。

妹が、サボの声が変わったから、と録画していたらしい『ONE PIECE』を一緒に見る。久しぶりのワンピだった。私のワンピは空島編で止まったままです。誰か空島編の後から原作貸してください。今のアニメは私の知っているあの時のワンピースではなくて思わずしっかり見てしまった。なんとなく知っているキャラはいるけど、あの頃と立場が全然違う。偉くなっていたり、えっ今このキャラとこのキャラ一緒に行動してるの?のオンパレードだった。バギーが幽白の桑原と同じ千葉さんボイスだということを数十年ぶりに思い出した。今のエンディング、小学生の頃見ていたあの頃のワンピースで流れていた『Memories』と同じ方が歌っていた。言ったじゃん、と妹に怒られる。全然忘れてました。驚きすぎて推しのゾロの出会いパートを見そびれる。ワンピースは製作陣にもファンにも愛されているなと改めて思った。今は追えていない自分でもこんなに感動するのだ。ずっと好きでいる人たちは嬉しいだろうな。良い曲だった。



『妖狐×僕SS』を読み終えて、ありがとう、おめでとう、という気持ちと共にどうしよう読み終わってしまったどうしようどうしようと慌てていた時テレビから流れてきた曲。何回リンク貼るんだよって話だけど、才木投手がこの曲でマウンドに上がる時、何度も何度も勇気をもらっている。泣きそうになるほど力強いその投球、プレー姿、ちょっと変なヒーローインタビュー、本当にいつも力をもらっています。ありがとう。この曲を聴くたび、甲子園のマウンドを思い返す。いつか私もあなたのように地に足をつけて背筋を伸ばして立てたら。10勝、本当におめでとうございます。