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図書館で骨休め

自宅に本棚はありません。
こちらに移住するに当たって書籍はほぼ処分しました。
居住地を探すときの条件の一つが図書館に近いこと。
そう、私の本棚は図書館にありです。

よりによって返却日がこんな悪天候になるとは。
まぁ、多少返却日を過ぎても文句を言われることはない。
多少どころか2カ月たっても何も言われません^^;
(よい子は真似をしないでね)
遅れて返すことが多いけど、
今まで8年間で催促の電話が来たことは・・2回だけ。
人が読まないような本ばかり借りている!?

今週はまだ同じような天気が続く予報がでているし・・・
時折雨がパタッと止んで、明るい曇り空になるときを狙って、
ここは運動不足解消のためにも、往復15分速足で歩いてみよう。
と、昨日は自宅近くの図書館へ向かいました。

行きは傘不要。というより、傘さして歩けないほどの強風。
これは、ビル風が関係しているようで、
平屋が立ち並んでいるあたりは、そこまで酷くはありません。

(猫がうるさい!)
(雨の日に猫が出歩くの?)
(水、嫌いでしょ、猫?)

姿は見えないけど、人通りのない街路に、
互いに譲らない気合のこもった猫同士の
「うぎゃ~~」「おぅ~~~」の応酬が響いていました。

図書館は案の定、人気がなく閉館しているような雰囲気。
1階の児童書へ返却後、2階の一般書へも返却。
ここが面倒なところ。一カ所で返却できるといいのに。

借りたい絵本を探すためにまた1階に戻ると、
舞い戻ってきたのを訝しく思ったのか、
誰も来館者がいなくて暇なのか、
職員が「何かお探しですか」と珍しく声をかけてくれました。

事前に調べてきたメモ「児研/933/・・・」他2枚を見せると、
絵本2冊は問題ないものの、「あぁ、児研は2階ですね」
「今、行ってきたのに・・・」とがっかりしていると、
さらに詳細を調べてくれて、絵本なので1階にあることが判明。

ただし、洋書絵本なので貸し出しはできないとか。
書庫から出してもらって、館内で読んできました。
この際「児研」のコーナーを探しておこうと、
また2階へ。エレベーターは使いませんよ、運動だからね^^;

2階のいつもなら学生さんでいっぱいの学習コーナーも、
悪天候のせいか、まだ春休みなのか閑散としてます。
(今日なら嫗が座っていても奇異な目では見られないな)
この広いコーナーだけはまだ横目で見て通り過ぎるだけで、
足を踏み入れたことがありません^^;

2階の大きな文字のコーナーとヤング向けのコーナーまでは、
知っていたけれど、その奥にひっそりと「児童研究」の文字が。
児童研究の守備範囲の広いこと!
漫画本から、分厚い児童文学の研究論文まで壁一面に。
こんなところに漫画があるとはだれも知らないのでしょう。
どの本も新品、とてもきれいでしたよ^^;

帰ろうと窓の外を見ると、土砂降りの雨が窓を揺らしています。
そのうえ強風で木の枝が横になびいています。
でも、すぐにまた止むでしょう。

休憩室にはスナック菓子と飲料の自動販売機が数台設置されていて、
サンドイッチやおにぎりの軽食もあります。
1階の奥まったところにあるせいか、あまり知られていないようで、
テーブルも椅子も座り心地もよく、
緑豊かな庭園を目の前に見られるちょっとした書斎のようなのに、
普段でもほとんど人がいません。

借りた本を読みながら、雨が止むのを待つのもいいかと、
階段を下りて傘をとるころにはもう小雨に。
この機を逃がすとまたいつ暴風雨が戻ってくるかわかりません。
優雅にお茶を飲みながらの読書はお預けして、
図書館の庇を伝って門に向かううちに、
また明るい曇り空に戻り、風も穏やかに葉っぱを揺らしています。

ここぞとばかりに速足で歩き、7分後に自宅玄関に到着。
軒下で鍵を開けていると、背後でバケツがひっくり返ったような雨が。
中に入るころには雷までなり始めました。

田舎家で先週末にジャガイモを植え付け、野菜苗も10株定植。
この雨でちょうどよい水やりになったと思いながら、
傘を開くこともなく、森閑とした図書館で骨休めできた感じです^^

ね、私の本棚には絵本から専門書まで
各種外国語の書籍もある品ぞろえ。
1日いても飽きない、居心地のいい書斎です。


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