見出し画像

生きづらいわたしが心を開く、もふもふしたおともだち。

わたしのおともだちはもふもふしている。
目は黒くて、まるっとしている。

体は白かった。
今は少しグレー。
すきが染み込んでしまった色をしている。

夜はたくさんお話をしてから一緒に寝て
朝起きると、鼻をぴったりくっつけて
ニオイをかぐ。

「すぱーーーーーー。」

と思いっきり吸い込む。

はぁ…いいニオイ。

落ち着く。

このニオイ、わからない人にはわからないらしい。

わたしにとっては、このこはとってもナイスなスメルです。

おともだちはぬいぐるみ。

おともだちであり、家族であり
もうひとりの自分でもある🧸

合法の安定剤でもある。

用法・用量を守らなくて、ちょっと過剰に摂取しても体には差し支えない。

むしろ摂れば摂るほど、回復力が高まる。

毎晩、ひとり反省会を開くわたしにそっと寄り添い助言をくれる。

自分だけでは決めきれないことがあれば、背中を押してくれる。

笑ったり、泣いたり、喜んだり、怒ったり。
いつだって一番の味方でいてくれる。

ぬいぐるみは子供だけのものではない。

むしろ大人になると
酸いも甘いもあるでしょう。

荒波に揉まれたり、我慢が増えたり

だけど、子供の頃みたいに上手に泣けなくて
一人でため込んで。

心に影を落としがち。

ただでさえ、不安の多いこんな毎日にこそ

ぬいぐるみのもふもふっとした肌触りが
心をふわーっと軽くしてくれる。

愚痴をこぼせば、わたしの気が済むまでおとなしく聞いてくれる。

一通り話終われば、よしよしと慰めてくれて。

ありがとう。

これからもずっとおともだちだよ。

今もわたしにぴたっとくっついてiPhoneを覗き込んでいる。

今日の投稿は自分が題材で、少し恥ずかしいと言う。
とか言いながらも、お顔はうれしそう。

毎日感謝しているよ。
こんな時代を一緒に生きてくれてありがとう。


優しくそっと背中を押していただけたら、歩んできた道がムダじゃなかったことを再確認できます。頂いたサポートは、文字にして大切にnoteの中に綴ってゆきたいと思っております。