ハンドルを握ったシティガール。
教習車に乗る様な気持ちで、わたしは運転席に。
よろしくお願いしますね、教官にご挨拶をする。
座席のシートは、これでもかと言うくらい前にひっぱり、ミラーもわたし用にセットする。
ハンドルは、11:05くらい?
多すぎるほどの左右の確認をしてから出発進行。
確か教習所では10:10と習ったけど
自分の持ちやすいところでいいじゃない。
ガチガチに緊張しているんだから。
夜はきっと肩が凝るでしょう。
お隣の教官は夫。
座席をほんのり倒して余裕ぶっている。
まだ2回しか運転したことのないわたしの横にそんなおおらかな気持ちで乗るのね。
うっかりものでおなじみなのに、よくもそんなに信頼されたものだ。
ペーパードライバーのわたしは怖がって今まで運転をしてこなかった。
しかし、何があるかわからないこのご時世。
思い切って東京の道路に繰り出すことを決心する。
やればできるこ。
単におだてられているだけでもこれは、おまじないみたいな言葉。
新宿からそして銀座へ。
必死のぱっちなわたしは景色を見る余裕なんてないけれど、これぞ東京という街を通り抜ける。
4車線あったはずの道路はいつの間にか1車線減り、曲がりたくもないのに左折レーンを走っている罠。
その先にご丁寧に、Uターンの場所まで用意されていた。
きっとみんなこの罠にハマる。
わたしは今シティガール。
車線変更だって出来ちゃうの。
流行りのメイクもファッションも出来ない
いまだ方言も抜けないし
好きな食べ物はそぼろ納豆の
エセだけど、今だけはシティガールと言わせてね。
1時間ほど運転したあと着いた先の、屋上駐車場所に車を停める。
青い空とレインボーブリッジが見えた🌈
いつ独立できるかわからない🚙
教官ありきでしかまだ運転出来ないけど
でも、やれるところまでやってみよう。
そうね、わたしはシティガール。
優しくそっと背中を押していただけたら、歩んできた道がムダじゃなかったことを再確認できます。頂いたサポートは、文字にして大切にnoteの中に綴ってゆきたいと思っております。