今日も今日とて、運貯金。〜六本木の中心で、尻が叫ぶ〜
セカチュー、ならぬ。
ろぽちゅー。
六本木の中心で尻が叫ぶのだ。
「助けてください…誰か!助けてください」
イテェよ…なんだよ…もう、、、心も体もイテェなぁ。
六本木の中心で、障害物も何もないところで
しかも人がそこそこいる場所で
大人が盛大にすっころぶ、月曜の昼下がり。
冬季転びンピック2022🥇
自分を客観視し、冷静に解説している人がいる。
「雪も雨も降っていないですし、ましてや走ってもいない、ただ前を見て歩いていただけなのに…きれいな転び方でしたねぇ」
「さすがです、モッてる星野選手だからこそ、背後に転びんピックの神様が見えましたね」
キャラクターを務めるのは、あざらしのコロヴンヴン🦭
丸くて、ころんとして…目がとっても、キュート。
グッズが人気で、行列に並ばないと買えないというウワサ。
いつだって、わたしは時間に余裕を持ち、焦らずに目的地にたどり着けるように予定を組んでいる。
4年間がんばりましたどころか、もう何十年もそんな慎重派な生活を送っているのに。
ただ歩いていただけの善良な市民を
コイツめ…!!
この微妙な坂道のあほんだらめ…!
あらやだ、もう頭にきすぎてお口が悪くなりますわね。
坂道界隈にもヒエラルキーがあるならば、
ピラミッドのいちばん下でしょうに。
なに?わたしと一緒じゃないの!
わたしを転ばせにきた坂道。
がんばったな、おつかれ!!(´・_・`)
おかげでわたしは今日も金メダルが取れた🥇
写真ではわからないくらい
少しだけ、ほんの少しだけ傾斜がついているところに多分左足踏み入れた時に
つるんとすべって、
ズッテーン。
信号待ちの宅配のお兄さんは、わたしの秘密の場所を見てしまったかもしれない…
それくらい、美しい開脚。
スローで、もう一度どうぞ。
いや、いらない。
尻が助けを求めましても、誰も手を差し伸べてくれるわけがない。
コロナ禍だから、何もないところで転んでる危ない人に手を差し伸べたくはないと思う。
だから、自分で起きて、全然痛くないふりをしてスタコラサッサとその場から逃げた。
磯野家のタラちゃんが歩く時の音、あれを想像してほしい。
わたしの尻は、Siriより強い。
痛くないもん!!
ちょっと待って、今Siriが起動した…!
わたしがしているのは、尻の話。
尻を強打したんだってば。
Hey尻‼︎ ポポン♪じゃないよ。
呼んでない。
心の声が漏れたのか。
せっかくなので話しかけてみた。
「尻を強打したんだよ」
…答えはこれだった。
じゃぁなんで起動したんだよ。
エキシビションで、きれいな転び方をもう一度応援してくれているみんなに披露したいくらいだ。
曲は…そうだな、
明日はきっといい日になる/高橋優
を選曲してさ。
だけどわたしの体の左側が、全部痛い。
エキシビションは無理かもしれない。
なんだよ…1人でバカみたい。と思ったら泣きたくなったんだけど
尻でよかった。
あの転び方、下手すれば左後頭部を強打するところだった。左腕も折れていたかもしれない。
よかった…ほんとうに。
明日からもめげずに筋トレするんだよ。
気持ちは4年後へ…だけどその前に、不運を吹っ飛ばせるための筋肉がもっともっと欲しいのだわたしは。
素晴らしい受身をとったおかげで打ちどころは悪くなく、こんな風にnoteに怒りをぶつけられているわたしはなんてラッキーガール。
ううん、もう怒ってないよ。
だってさ、また貯まっちゃうから。
ザックザク🤑
今日も今日とて、運貯金。
運を貯めて貯めて貯めまくって、いつかでっかい何かの時に貯金をおろすわたしの物語。
こんな時間に、でっかいおだんごさんを喰らって寝るのだ🍡
1本なのに、通常サイズを6本くらい食べたような、そんなお得感。