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初めてのアパホテル

 私にとってアパホテルと言えば、帽子でお馴染みの女性の顔が思い浮かんだ。小さい頃に、豪邸の紹介で仲良くご夫婦が映し出されていたと記憶している。あの頃は、今よりも豪邸紹介の番組が多かった気がする。

 そんなアパホテルに初めて泊まったのは、横浜を訪れた際だ。
横浜に行った理由は、IVEの日本公演を二日間参加するためである。
初めてのIVEライブというワクワク感で全身から力が満ち溢れていた。
スマホアプリで予約して、支払いはd払い!
本当に簡単に進み安心した。

 私は新幹線で2時間前後かかって、東京に到着して横浜に向かった。
横浜駅から馬車道駅へ、そしてアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉を目指した。初めて見る景色を堪能しながら進むと、ひときわ目立つ建物があった。

これが横浜ベイタワー!!!

実際に見ると高い!!



 まだチェックインまでは時間があるので、豪華で清潔感溢れる内装に見とれながら休む所を探す。
人の気配を感じるので視線を移すと、椅子がいくつか置いてあるスペースを発見した。まだ誰もいない!

ピカピカの床と椅子


ゆっくりと腰を下ろすと、ほっとしたのか疲れを感じてしまった。
リュックからお茶のペットボトルを取り出して一口飲む。
美味い、美味い、お茶ってこんなに美味かったのか。

しばらくすると、だんだん行列が形成され始めた。
「チェックインのために並んでいるようだ」
それに対して、隣の外国人の方々は、大声で笑っている。
「俺たちは余裕があるから、列になんか並ばないぜ!」とでも言っているのだろうか。
私は少しでも早く部屋で休みたいので、列に並ぶ。
エレベーターからは若い大学生の集団が出てきた。
IVEのうちわと小さなバッグを持っていた。
きっとKアリーナの物販に向かうのだろう。
私は事前に通販で購入していたので、今背負っているリュックにある。
うちわの柄は、もちろん推しのウォニョンである。
ウォニョンと一緒にここまで来たのだから、何も怖いものはない!
そんなことを考えているうちに、列が動き始めた。
いよいよ、私の順番がそろそろかというところで何やらフロントと揉めている人がいた。年配の女性で、アプリで予約したが上手くできなかったと抗議しているようだった。
「俺は大丈夫だよな?」と少し不安に駆られた。
そして、機械の前に行きスマホをかざす。

「ピイーーーーー」

無事黒いカードキーが発行された。
これで私は今回の基地を目指すことになった。

基地へ向かう道

#忘れられない旅

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