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てもみんが待ち遠しい

手を揉めば イテテなつぼが 増えていた

先日、寝る前にふと降りてきた川柳だった。この頃は、布団に潜りこんでから落ちるまでの間、手のひらを揉み込んでばかり。昔よりも手の動きが鈍く、凝り固まったような感覚がある。

塩水で漬け込むと柔らかくなる肉のように対処できるわけもなく、地道にやるしか。気がつけば揉んでいた。親指でぐりぐり押し込むと、1~2cm間隔でイタ気持ちいいつぼが見つかる。

指圧して痛い箇所があるのは、体のどこかに不調があるということだろう。中学高校と野球をやっていて、練習後の手のマッサージを習慣にしていたが、そのときに「痛い」と感じたことは一度もなかった。それがどうだ。年をとった、完全なる証拠としての痛み。体の内側で何かが確実に起こってる。

なんて手だ。おかげでおかげで「てもみん」のようなお店に行くのが楽しみになってしまったじゃないか。昔はひたすら通り過ぎるだけの存在でしかなかったのになあ。


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