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「書き出す」 「眺める」「並べる」「絞る」「書き写す」という整理癖

日常の中の小さなイベントごとに、ちょこちょこ整理してメモをつけるようにしている。

”小さなイベント”とはGoogleカレンダーに入れている「打ち合わせ」や「ワークショップ開催」「トークイベント参加」「○○さんとのオンライン飯」「髪を切りにいく」など本当にちょっとした予定をも含む。

大人になると復習を忘れがちになる。

自分がやった(関わった・話した・学んだ・気づいたetc.)ことの振り返りをせぬまま、前にどんどん突き進んでいく。それはそれで勇ましさも感じるが、しっかりと自分の限りない時間の中で行われた爪痕・痕跡・アーカイブを見直すことの意味は大きい。

自分にとっての”新しい”は、世間一般で流行の”新しい”を追うだけでは本質的には生まれなくて、やはりそれは自身の歴史を紐解いていくことでしか生まれない。と、ぼくは思うようになった。

それに、一番大事なこととして、年齢を重ねるほどに、忘れっぽくなる…! 振り返ることでの情報の優先順位をつけ、(覚えること・持ち運ぶものの)取捨選択をしなければ、もう頭のCPUメモリが追っつかない。

整理するうえで意識してることは、まずは紙/デジタルのどちらでもいいから白紙に思いつくかぎりの備忘録を箇条書きで「①書き(吐き)出す」こと。そこでは書くことと書かないことを振り分けない。

次に、それを全体的に「②眺めること」。そうやって、箇条書きされたことの一つひとつの関係性を整理していく。俯瞰してみることで何か気づきがないかを確かめる。

それから「③並べる」こと(他の紙に書き直してみる/デジタルならコピペで配置移動する)。何度も並べ替えしてみる。そうすると、ことばとことばの結びつきで閃きにつながることもある。

さいごに、次のアクションに向けて、最低限必要な情報が何かを「④絞る」。マーカーで色をつけたりして目立つようにしておく。後から、見返したときの「ここポイントっす!」をわかりやすくしたいので。

で、必要に応じて、その重要部分だけ新たなページに「⑤書き写す」。自分にとって濃密に旨味がつまったコンソメができる。いろんな料理(企画)に合わせる素として、先々のことにつなげていく(寝かせておくケースも)。

整理することが、学びや発想につながる。昔こういう備忘録をつけていたみたい。

と、まあ書き出してみると、正直大したこともなく、みんなやってる普通のことかもしれないし、よくよく考えてみると、小~高校のときの授業や試験との向き合い方の基礎でもあるよなぁと気づく。

どれが正解ってこともなく、結局は、自分の学び方は自分でつくるしかない(まずはいろんな学び方を真似しつつ)。とりあえず、そうやって整理することが、ぼくにとっての学び(記憶定着)になるし、新たなアイデア創出につながってるのは確かだ。

書籍でいえば、『思考の整理学』とか『佐藤可士和の超整理術』あたりが読みやすくて、問いがあって、わりとオススメ。ご参考になればさいわいDEATH。

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