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南海トラフ地震と富士山噴火が3日くらいの時間差で起きたらどうなるのだろう。

能登半島地震から1週間経った今、自分の住んでいる東京都の防災への取り組みついて気になった。そこで東京都のHPへ行き、資料を見ていた。令和5年に話し合われていたことは、富士山噴火についてだった。

令和5年12月22日に発表された内容。富士山が噴火したら、都内には火山灰が3cmくらい積もるらしい。在宅避難とのこと。

富士山の噴火によって、6800万人くらいの人々に影響が出てくるらしい。本当にどうなるのか想像もできない。そして、それ以上に気になることが、富士山噴火のきっかけとなるのが、南海トラフ地震や首都直下型地震という可能性があること。

令和4年5月22日に発表された「東京都の新たな被害予想」
南海トラフ地震の場合、都内の震度は概ね5強以下。

それに対して、首都直下型地震は、6強以上。

その場合に、身の回りで起こり得る災害シナリオと被害の状況も共有されていた。発災直後から、時系列に。

この状態で、たとえば、1週間くらいして、被害の状況が少しずつわかってきたあたりで、富士山が噴火したら、一体どんなことになるのだろう。
全く想像がつかない。

富士山のお膝元では、富士山噴火についてどのように避難計画とか立てられているのだろう。

富士山の噴火については、直ちに噴火する状況ではないとのこと。避難計画自体は、富士山噴火単体における災害を想定しているらしい。

平成28年2月に策定された富士市富士山火山避難計画には、富士山噴火時の災害予想図が書いてあった。

溶岩流流出後1日程度の到達範囲として、富士宮市や御殿場市が入っている。富士急ハイランドや御殿場アウトレットに到達する可能性があるということ。もっとすごい範囲を想像していたので、そんなに広くまでは広がっていないのだなと思った。

それでも、それでも、もし南海トラフ地震や首都直下型地震に続く形で、富士山が噴火したら、一体どうなってしまうのかなぁ〜。全く想像ができない。

しかし、そのようになる可能性はある。なぜなら、東京都では令和5年にそれについて会議が行われていたのだから。

要点を引用すると、以下の通りとなる。

・東日本大震災は千年ぶりに起きたM9クラスの海の地震であり、この影響で近年、地震が増えている。次の海の地震として、2035年±5年の範囲で南海トラフ地震の発生が予測されている。
南海トラフ地震により、富士山の噴火も予測される。直近の噴火から約300年の間隔があき、火山灰も相当量。首都圏に到達する火山灰は粒子が細かく、電子機器やインフラなど様々な影響があり、噴火により約6,800万人が被災することが見込まれる。
・陸の地震としては、首都直下地震が喫緊の課題であり、震源として想定されているのが19箇所で、首都圏一都四県に大きく影響する。
・1986年に噴火した伊豆大島、2000年に噴火した三宅島もマグマが溜まっており、スタンバイの状態にある。
・地球温暖化について、火山学的には、18世紀、19世紀は大きな噴火があり、火山灰が太陽光を遮って寒冷化していたが、20世紀後半以降、大規模な噴火が異常に少なく、徐々に温暖化してきた。これが百年単位のレギュラーな火山噴火に戻ると、一気に寒冷化する可能性もある。

「富士山噴火と南海トラフ 富士山噴火に備え東京都のとるべき対策」

今後、どうなっていくかわからない。でも、どうなっても良いように、今、自分の生活を大切にして生きていきたいと思う。

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