アルキメデスの原理

アルキメデスの原理とは、

「物体は、その物体が押し出した水の重さに等しい浮力を受ける」

という法則だ。

これじゃ、よくわからん。

わかりやすく解説してあるサイトで、ググってみると、

「水に入った物体の重さの分だけ水が押し出される」・・・★

って書いてある。

さてさて、ここで注意しないといけないのが、

「物体の【体積の分だけ】」って勘違いしてはいかんということです。

私も中学の時、

「だって鉄とか金塊とかを水に沈めたら、体積分の水が出るやんけ。」

「だから、本の記述がおかしいんじゃね?」

なんて思ったもんです。

でもこれ間違い。

そもそも★の記述がいかん。正しく言い直すと、

「水に浮かべた物体の重さの分だけ水が押し出される」

って、せめて、言わなきゃいけない。

しかし、こう書かれていない書物やサイトがあまりに多いのと、

中学の時の理科の先生もそんな曖昧な感じだったから、アルキメデスの原理の本質をわかってなかったんじゃないのかな・・・?

たぶん、世の中の人々の多くは、アルキメデスの原理の本質的なものをよくわかっていない。

単に「原理だから」ってことで知識としてそう知っているだけなんだろう。だから誤謬が生じる書物が氾濫してるわけだ。

さて、アルキメデスの原理の直感的理解として、次の理解はどうだろう?

①まず、水と同じ質量をもった物質(つまり水自身)を水に沈めると、水の中で静止する。

②では、空気と同じ質量をもった物質(つまり空気自身)を水に沈めると、空気中で静止する。

③では、水と空気の平均値をもつ物質を水に沈めると、半分だけ上に飛び出す。

③で、水中:空中=m:nとすると、m:n=1:1の場合だが、

一般に、m:nの場合でも、このことより、

「水に浮かべた物体の重さの分だけ水が押し出される」

ことが直感できる。

たとえば、氷、氷山が1割くらい海面上に飛び出しているが、これらが溶けても、水位は変わらない(上昇しない)ことが、アルキメデスの原理からわかる。

北極の氷が溶けても、海面は上昇しない。これはアルキメデスの原理より明らか。

従って、北極の氷が溶けてもツバルは沈まないし、海面も上昇しない。

温暖化で、北極の氷が溶けて海面上昇するって適当なこと言ってる奴なんなの?

って思うけれど、

氷は真水、海水は塩水でできているので、実際はすこし海面は上昇すると思うんだけどね。比重が違うんだから。

つまり、こう考えると、やっぱりツバルは沈むかもしれないと思うわけです。

しかし、仮にそうであっても、地球が温暖化するから北極の氷が溶けるわけ?

マイナス40度が温暖化してマイナス38度になったとしても、マイナス35度になったとしても、氷は溶けないわけです。氷が溶けるのは0度でしょ?

だから、地球が温暖化したって北極の氷は溶けないでしょ?

それだけじゃなく、温暖化するってことは、海水温度が上がるわけで、そうなると、気化する水蒸気の量が増え、積雪量が増えるって事。つまり、北極や南極に降る雪の量が増えるって事だから、北極や南極の氷の量はむしろ、温暖化すると増えるわけだ。

仮に、地球が温暖化するってのは、北極や南極の気温が0度を上回るほど上昇したときを指しているのだとしても、北極の氷が溶けたって、アルキメデスの原理より水位は上昇しない。

結局、地球が温暖化するとツバルが沈むって言ってる人って詐欺師ですよね。

話がわき道にそれたが、一番書きたかったのは、

上記①②③の考え方の手順。

この考え方はなかなかわかりやすくていいなと思う。

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