松田 裕

群馬出身・愛知在住の中小企業診断士です。

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    地域の中小企業診断士専門家チーム【ティフ研】/栃木県中小企業診断士会ティフ研(企業内診断士研究会)のメンバー達によるブログリレー 【YouTube】https://youtu.be/2ZSx-K-q4bU【士会HP】http://rmc-tochigi.or.jp

最近の記事

東北地方および開発途上国における中小事業者支援

・東北地方における中小事業者支援  2018年に中小企業診断士になるために参加した実務補習(宮城県)では、復興途上の東北地方での中小事業者の現実に直面し、解決するために何ができるかという課題を行く先々で突き付けられました。もともと、震災以前から東北沿岸部は都市部の上場企業・大組織があまり投資をしておらず、地域に根差した中小事業者の経済的自立なくしては、復興も将来の展望も成り立たない地域です。  各都道府県の企業従業者数に占める中小企業従業者数の割合は以下の通りです。  (中小

    • 中小企業診断士登録者のあるべき姿

      ・中小企業診断士は何のために存在するのか 日本には、弁護士や税理士などさまざまな士業が存在しています。これら士業はそれぞれの専門分野のスペシャリストとして国から認められており、社会の中でそれぞれの役割を果たしています。そして中小企業診断士も、経済産業大臣が認めた国家資格です。 そもそも、中小企業診断士は何のために存在しているのでしょうか。 中小企業支援法第11条(中小企業の経営診断の業務に従事する者の登録)には以下の条文があり、これが中小企業診断士という制度の法的な根拠になっ

      • 価値を生み出す副業・兼業のために

         近年、働き方改革の進展や、コミュニケーションツールの発達により、副業・兼業のハードルが下がってきています。これまで副業・兼業を解禁してこなかった企業・団体も次々に解禁へと舵を切っており、近い将来には複数のチャネルから仕事を受けることが当たり前になるでしょう。すでに副業・兼業を通じた人材確保や、新たな知見の交換、イノベーションの創出など、副業・兼業の流れに乗ることのできた企業では、事業活動に良い影響が生まれ始めています。  逆に、次代の流れに乗れず副業・兼業を解禁できなかった

        • 自治体による企業SDGsの支援施策

          群馬県中小企業診断士協会の松田 裕 です。中小企業をはじめとする地場企業が地域や環境に果たす役割が高まっています。地域のお客様からの支持を受けて事業を継続するためにも、地域の自然環境や文化・産業をこれからの時代に引き継ぎ発展させるためにも、そして地域の抱える様々な社会課題を解決するためにも、持続可能な開発目標(SDGs)の各ゴールへの貢献を、企業の事業活動や、具体的な商品・サービスに反映していくことが求められます。 ・自治体による企業支援施策 また、地域企業のこうした取り

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          ・自治体による企業支援と官民連携

          群馬県中小企業診断士協会の松田 裕 です。今回は、中小企業での実務・支援などにあたって活用したい、さまざまな自治体による企業支援や官民連携について紹介していきます。公的支援で代表的なものは、いわゆる「補助金・助成金」ですが、そのほかにも全国の自治体では様々な公的支援の制度を持っております。これらを積極的に活用していくことや、自治体の施策実施に企業側が協力することによる連携を進めていくことで、ともに同じ方向を向いて地域の経済を盛り上げていくことが、地域経済の未来を切り開くことに

          ・自治体による企業支援と官民連携

          北関東の診断士の胎動

          初めての投稿となります。中小企業診断士の 松田 裕 と申します。群馬出身で、現在は愛知在住です。さて、私の地元でもあり、診断士の知人も多く暮らす北関東では、この1-2年でビジネスパーソンとして企業・組織に属しつつも、兼業で診断士としての事業を行うケースが増えています。これまで、企業・組織に属するか、自営で行うかの2択であることがほとんどであった診断士の生き方が、大きく変わりつつあります。とりわけ、副業・兼業が地域の団体や大企業で解禁されると同時に、企業人として培った専門性や知

          北関東の診断士の胎動