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嫌いな食べ物なあに?
入院は13日目を迎える。未だ絶食が続いている。点滴で栄養保持はされているが、お腹は空くままだ。
点滴以外に朝と昼、飲料栄養材「エレンタール」を飲んでいる。これがなかなかクセがキツい。はっきりいって不味いのだ。味を聞かれると非常に難しいが、でんぷんの味といったところだろうか。マズイ(二度目)
そこでフレーバーがあるのだが、この話しはまた別の機会に...。
「ねえ、嫌いな食べ物って何?」
絶食続きで空腹の限界なのに、食べ物についての話題に触れていくという、謎の自分を痛めつけるスタイルでお届けするが、大人になった人たちは、嫌いな食べ物聞かれる機会って、そんなに多くないのでは無いだろうか。
例えば大人数のパーティー開催の際に主催者から聞かれたり、冠婚葬祭の食事について会場からのアンケートにて聞かれる事はある。でもこういうときって「食べられないものはありますか?」の事が殆どで、アレルギーを聞いてくれてると思うのだ。だから単に「嫌いな食べ物なに?」では無いのだと思う。
では、純粋に大人の嫌いな食べ物ってどんなのかなってのが今回のテーマ。大の大人が好き嫌いするなよというご意見は、至極真っ当ではございますが、今回は多目に見てくださいませ。あと、食べ物って言ってるけど、今回は主に食材のことを指しています。
私の五大嫌いな食べ物は納豆・ピーマン・レバー・しそ・ゴーヤである。
いきなり私が答えているわけだが、「5大」と記入があるように、まだ嫌いな食べ物はある。ただ、代表格として君臨するのが彼らだ。ちょっと世間の皆の嫌いな食べ物の前に、自己紹介も兼ねて、私が嫌いな食べ物の理由をひとつひとつ見ていこう。(勝手に見せていく)
納豆
香りが苦手。あの独特の発酵臭というのかなんとも言えない臭いがもう。キッチンシンクに納豆の発泡スチロールがあるだけで、リビングから「臭っ!」と言うくらい臭いがダメ。そして苦い。納豆好きからすれば「えー?苦くないよ」らしいのだが、私のバカ舌は苦いと感じるよ。
まあ、しかし昨今は臭いもだいぶんと抑えたものがあるし、何より納豆だけでご飯が食べられるという食スタイルには憧れがある。あのまぜまぜする儀式、ごはんの上にたらぁっと足らす瞬間などは好きな食べ物であればたまらないのであろう。なので、そろそろ克服にチャレンジしたいとは思う食べ物のひとつ。
ピーマン
苦い。お子様と思われてもいい。苦い!ピーマンの肉詰めといいながら、逆に肉をピーマンに詰めるという悪行。そしてピーマンの悪いところは「俺ピーマン、よろしくー!」っと周りの食材に自分の味を強烈にうつしていく。焼きそばにおいては、「俺が紅しょうがだぜー!」というこれまた自己主張の強い奴とタッグを組んで、肉や麺などの仲間に味をうつしていくのである。朱に交われば赤くなると言うが、ピーマンも紅しょうがも色素までうつしていくのである。...なんて凶悪。
しかし、私も40になったし、入っていれば食べれないことはなく、ただ嫌いぐらいになってきた。ホイコーローのピーマンは食べられる。
レバー
ほら、なんかぬちゃっとした食感と、独特の臭みっていうか苦い。要は苦いと感じる味覚は人一倍鋭く苦味が苦手なのだ。コーヒーもビールもカキフライだって苦いと感じ、若い頃は苦手だった。ただ、これらは克服に成功した。
あと、レバーは新鮮で美味しいのがあるのを知っている。新鮮な鶏を扱う焼鳥屋のレバー串は実に美味しくて、結構この期にと頼むことも多い。下処理もうまいのかな?ココロ(ハツ)が食べられるように、レバーも克服できれば...でもあの煮たときの食感がなぁ...。
しそ(大葉)
しそは小学校の給食のメニューにワカメサラダというのがあって、大葉が入っていたのが大きな原因であろうと思うのだが、ワカメサラダと銘打ちながら、レタスと大葉が入っており、その組み合わせによる香り、食感、味すべて苦手で随分苦しんだ。香りの部分においてしその印象は根強く、以降しそ全般は食べられない。同様に梅干、梅味、梅風味も苦手。
しそはパスタ等に香り付けで乗ることも多く、刻みネギに擬態してくる巧妙さを持つ。ジョリーパスタでうっかりしそ抜きを忘れると、美味しく茹で上がったパスタの湯気で、ふにゃりと麺にまとわりついたしそ達が登場する。これを取るのは至難の技で、大の大人がチマチマ避けるのも格好悪いので、なくなく食べることとなる。
世間は普通の昆布茶でいいのに、梅昆布茶を。普通の茎わかめでいいのに、茎わかめ梅味などと、梅の味を加えたがっていて、時に悲しい気持ちになる。
しかし梅酒は飲める。
ゴーヤ
これまであげてきた4品は、まだ食べようと思えば食べられる嫌いな食べ物だが、ゴーヤおまえはダメだ。苦いの極み。これはゴーヤが自身の実を守るため、苦味成分で食べたらダメだよー。毒あるよーって警告している味。
なのになぜ食べる人類!!
いや、レバーのところでもあったけど、好きな人が良く言う台詞「それは本場のゴーヤ食べたことないからだよー」はわからんでもないのよ。多分ウニ(やや苦手)は北海道にいけば美味しいし、牡蛎(食べれます)も広島とスーパーでは雲泥の差だしね。
私も沖縄にゼミ旅行に行ったとき、同じように言われて名護の民族料理店で食べたよね。ゴーヤチャンプルを。
悶えて吐いたね。
「ごめん、お前とはもう会わない。」とゴーヤとのお別れ。その後見かけることはあれど、接触はしていない。多分一生仲直りはできないと思う。
とまあ、以上が私の5大嫌いな食べ物である。ほかにも生野菜全般(草だと思ってる)、ブルーチーズ(土壁の臭いとなぞの刺激)、ピータン(見た目グロ味苦)などがある。
世間の大人の嫌いな食物ランキング
では、世間の大人は嫌いな食物はないのだろうか?
あるランキングサイトの調査によると、以下のようなランキング結果が出ている。
https://rank1-media.com/I0004100
上の記事に書いてあるように、大人でも嫌いな食べ物は
1位 ゴーヤ
2位 なす
3位 うに
4位 レバー
5位 ドリアン
6位 セロリ
7位 牡蛎
8位 グリーンピース
9位 ピーマン
10位 トマト
である。
ほらー!ゴーヤ1位やん。みんなあかんねんて、ゴーヤは。
レバーもピーマンすらもランクインしている。
この他にも代表的なのは椎茸とか、肉の脂身とか、ブロッコリーとかセロリとかある。
以外と大人でも嫌いな食物はあるのだ。無いに越したことはないけれど。
さて、冒頭の話題に戻ると、大人になると「嫌いな食物は何?」って質問される機会が少なくなると思うのだが、私は結構初対面の人にこの質問をすることがある。
これは好きな食物よりも嫌いな食べ物の方が、その人の感情が乗りやすく、また盛り上がりやすいからだ。初対面の人のことを知りたい、でも話題に困るってときには案外役に立つよ。
あと、この話題を出すと、その食物好き勢から
「えー、もったいないー。絶対人生の半分損してるよぉ。」などとは言われる。
いいんだよ、ゴーヤが食べられなくて損する人生なら半分はくれてやるわ!と思う。
この質問をする場合は、苦手な食材・食品は人それぞれあるので、否定せず理解するココロも必要。けっして自分の考えを押し付けてはならない。私もゴーヤ好きやゴーヤ農家さん(納豆・ピーマン・レバー・しそも同様)を否定するつもりは一切ないのである。
さらに、大抵の大人の人は
「いや、嫌いな食物はないですね」
って言われたりする。
そうよね、大人だもんね。
でも、こういう人って食べられる範囲が広いから気づいてなくて、私が細かくブルーチーズとかピータンとか臭豆腐とかドリアンとか話を広げていくと
「そういえば、ピータンは好んでたべないですね」
とか気付いてくれたりする。これも楽しみのひとつ。
因に今まで聞いた中で、珍しいと思った嫌いな食物は
ちくわ(あの食感と味が嫌い)
薬味(素材の味を殺す)
バナナ(味と食感が無理)
肉全般(幼少期に屠殺を目の当たりにしたため)
煮たじゃがいも(もさもさした食感が嫌い 炒めは可)
といったところ。いろいろ聞けておもしろいでしょ?
もちろんですが、アレルギーは嫌いとかのレベルではなく、命に関わるものなので、無理に薦めたり、どうせ好き嫌いだという考えは捨てましょう。
てなわけで、めちゃくちゃ長くなってしまったなこの記事。
初対面で仲良くなりたいけど、何聞いたらわかんないとかいうときに、「嫌いな食べ物って何?」って聞くと面白いかもしんない。
あなたの嫌いな食物なあに?
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