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とびきり怖い話が集まった! 怪談★逢魔が時物語 SELECT

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怪談メルマガ「逢魔が時物語」の 膨大なストックの実話怪談の中から、 ゾクッと怖い! ドキッと不思議! を雲谷斎が選んでお届けします。 ■逢魔が時物語メルマガ(無料)を読む  h… もっと読む
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記事一覧

息子は誰と遊んだ? 怪談・逢魔が時物語「クワガタの山」

 息子がまだ幼稚園児だった頃の話。  我が家の裏に、浅間山(せんげんやま)という  低山…

雲谷斎
3か月前
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拾ってはいけないモノ。怪談・逢魔が時物語「砂場のビー玉」

小さい頃から怖い話が大好きで、 友達と霊を呼ぶこっくりさんをよくしていた。 でも、怖ろし…

雲谷斎
4か月前
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死なせてしまった夜に。怪談・逢魔が時物語「猫の遺恨」

伯父が子供だった頃、近所に野良猫が何匹かいた。 その猫を捕まえて、放り投げて遊んでいた。…

雲谷斎
7か月前
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老猫に仕返しされた。怪談・逢魔が時物語「猫の復讐」

築数十年の安アパートに住んでいたことがある。 アパートは、野良の老猫の散歩道でもあった。…

雲谷斎
7か月前
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野良の子に違いない。怪談・逢魔が時物語「猫の帰還」

ある寒い冬に、私たちはC県から都内へ引越した。 引っ越した理由は、家が道路用地に引っ掛か…

雲谷斎
7か月前
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投げたボールペンが・・・。怪談・逢魔が時物語「教室の奇跡」

高校三年のときの不思議な出来事。 進学校だったので、みんな必死で志望校合格に 向けて励ん…

雲谷斎
7か月前
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おい、今、何か言った? 怪談・逢魔が時物語「居残りの怪異」

東京N区にある某専門学校へ通っていたときの話。 そこはインテリアデザインの専門学校で、 毎日課題がとても多い。 その日も課題が重なり、授業中の作業だけでは 間に合わなかった。 仕方なく、放課後に居残り作業をすることにした。 独りで残るのも寂しいので、友人を誘った。 友人は「日が悪いんだよなぁ」とボヤいていたが、 彼も少しやり残したことがあり、二人で作業を開始。 私の席の真後ろに友人の席があり、縦に並んでいる。 課題は『製図』だったので、俯き加減の姿勢になる。 だから、

夢で、人形にガブリと・・・。怪談★逢魔が時物語「夢の人形」

Tさんという男性が、小学三年のときに体験した話。 彼はしょっちゅう見る夢があった。 どこ…

雲谷斎
7か月前
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ワケあり刀を買った夜。怪談・逢魔が時物語「軍刀」

居合い抜きを稽古しているNさんは、当然刀とは 縁が深い。 ある日、骨董屋から連絡があった…

雲谷斎
10か月前
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同じケガをする理由。怪談・逢魔が時物語「踝のケガ」

子供の頃、なぜかよく足の踝(くるぶし)をケガした。 一度や二度どころではない。 それこそ…

雲谷斎
10か月前
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何度も何度も見る夢がある。怪談・逢魔が時物語「夢に出る友」

眠る前に、親しい友人や知人などのことを 想ったりすると、夢に出てくることがある。 じつは…

雲谷斎
10か月前
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突然の客が来た日に・・・。怪談・逢魔が時物語「叔父の来訪」

昔、些細な喧嘩が元で、父と叔父は疎遠になった。 だが、ひょっこりと正月に家族を連れ叔父が…

雲谷斎
11か月前
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不吉なくじが示すもの。怪談・逢魔が時物語「二人のおみくじ」

ある年の正月、母と祖母は茨城県のTにある寺へ 初詣に出かけた。 おみくじを引いたところ、…

雲谷斎
1年前
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廃屋に散乱する異物。怪談・逢魔が時物語「長屋門の屋敷」

「村の奥にある大きな廃屋に行ってみないか?」 友人からドキドキする誘いを受けた。 小学生低学年だった私は興味津々だった。 その廃屋は山梨県の某村にある。 懐中電灯や護身用にパイプを持って、何人かで 出陣することに。 友人は気合が入っているのか、特大の肩掛けライト を持ってきた。 我々は農道に自転車を停めた。 土曜の昼下がりなので、他所の小学生や中学生たち も何組か来ている。 それほどここは有名になっていたのだ。 まず、寂れた長屋門を潜ると屋敷の中に墓があった。 昔は