おい、今、何か言った? 怪談・逢魔が時物語「居残りの怪異」
東京N区にある某専門学校へ通っていたときの話。
そこはインテリアデザインの専門学校で、
毎日課題がとても多い。
その日も課題が重なり、授業中の作業だけでは
間に合わなかった。
仕方なく、放課後に居残り作業をすることにした。
独りで残るのも寂しいので、友人を誘った。
友人は「日が悪いんだよなぁ」とボヤいていたが、
彼も少しやり残したことがあり、二人で作業を開始。
私の席の真後ろに友人の席があり、縦に並んでいる。
課題は『製図』だったので、俯き加減の姿勢になる。
だから、