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人生の羅針盤を求めた私が、卵殻にヒビを入れるように軽やかな意思決定を行えるようになるまで

「私は、何が強みなのだろうか」
「意思決定するための判断軸は、私の中にあるのだろうか」


目の前の仕事に追われる日々の中で、私の頭にはいつもそんな悩みが渦巻いていました。
答えを出すために自分と向き合いたい気持ちがありつつも、まず何から掘り下げれば良いのか分かなかったためです。

このnoteでは、人生の羅針盤を求めた私がPOSIWILL CAREER(以下、ポジキャリ)を受講し、卵殻にヒビを入れるように軽やかな意思決定を行えるようになるまでの経緯を記していきます。


経歴

1社目(アパレル会社)

新卒の就職活動では、学生時代の経験を踏まえて「生活を豊かにするお手伝いができる仕事に携わりたい」と考えていました。業界や職種を絞ることなく探した結果、私自身が憧れていたアパレルブランドに就職することができました。
入社後は総務部に配属されましたが、当時の私にとってその空間や時間が苦痛以外の何物でもありませんでした。特に、感情任せに怒る上司に対して恐怖を感じ、天井を眺めているだけで涙が流れる夜もありました。何をやっても怒られ、かと言って上司に質問や相談をしても怒られ、悩みを吐露できる同期もいない環境に悩んでしました。

一方、私は「社会人を数年経験した後に、学生時代に齧っていたデザインの理解を深めるためにスクールへ通いたい」という思いを抱いていました。
コロナ禍となり、思い描いていた"いつか"は訪れる確証はないことを実感しました。「チャレンジしたいと思っていたことを先延ばしにする必要はない、新たな学びを自分自身のスキルアップに繋げたい」と考えていた私は、1社目を退職しスクールに通うことを決断しました。

2社目(Web制作会社)

スクールを経て、未経験でWeb業界に飛び込みました。右も左も分からないまま手探りで仕事を進める中で、前職でも「職場で働く"ひと”」を大事にしたいと考えていた私は、後ろ向きな発言や高圧的な発言をする人に対して違和感を抱き始めましたが、「社会とは、そういうものだ」「自分と価値観の合わない人がいるのは、当たり前だ」と言い聞かせ、まずはどの環境でも通用するようなスキルを身につけることを目標にし、自分の感情に蓋をすることにしました。
しかし、会社全体的にお客様からいただくお仕事が少なく、私が実業務の経験を積めていないこともあり、会社に対する不安要素は着実に積み重なっていきました。

そんな中、SHE株式会社が主催の INNOVATIVE WOMEN’S SUMMIT にて、ポジウィルと出会います。そこでポジキャリを検索したところ、キャッチコピーである「どう生きたいか?でキャリアを決める」に衝撃が走りました。1社目も2社目も、入社した環境で力を身につけ、それを会社に還元することが大事だと思っていたためです。
その後もポジウィルを忘れられず、いくつか卒業生のnoteを拝見し、無料カウンセリングを受けることに決めました。

カウンセラーの岡 千尋さんに、私が過去に夢中になって取り組んだ経験についてヒアリングいただきました。そして、どのような環境であれば私がパフォーマンスを発揮しやすいかを深堀りいただきました。「短い時間の中でここまで寄り添っていただけるのか!」と感動したことを覚えています。
カウンセリングの終盤で、「今すぐに転職したいということではないと思うので、まず人生の判断軸を作ることを目的とした"キャリアデザインプラン"が良いと思います」とご提案いただき、トレーニングを受けることを決めました。

トレーニングを受けて

キャリアデザインプラン期間

トレーナーは藤江 理子さん。
いつも明るく愛のある言葉で、私を導いてくださりました。理子さんのトレーニングを受けていなければ、転職活動は功を奏しなかったと思います。理子さんには心から感謝の気持ちでいっぱいです。

いくつかのワークを経て、理子さんから私は下記の強みを持っていると仰っていただきました。

・視野が広いこと
・危機察知能力が高いこと
・PDCAを回すこと
・周りの意見を受け止められること
・失敗を学びに変えられること

性格や強みなどの気質は10歳前後の経験や環境で決まっていくそうで、ワークを通していく中で、確かに小学生までの経験が私の価値観を作っているように思いました。
だとすると、社会人になった今できることは、弱みを改善するよりも強みをさらに伸ばすことだと感じました。
これはトレーニング開始後の最初の発見で、幼少期の自分と向き合うことの大切さも学びました。

また、私のモチベーションが上がる時は、下記のポイントがあると整理できました。

・目的に対して共感・理解できること
・周りからのFBを受けて成長できる環境であること
・前向きに取り組める仲間がいること

それらを踏まえて転職活動を行うか迷っていた時に、理子さんから、「"現職に留まって武器は増えるのか?""強みを活かして実績は積めるのか?"を改めて考えてください」と言われました。この時、私の回答は「NO」でした。キャリアデザインプランを受ける中で、すでに転職活動を行いたい思いは膨らんでいましたが、もう少し在籍した方が良いのではないか?という考えを拭えませんでした。
それを理子さんに告白したところ、「『自分がこれを頑張ってきた!』と言える経験があれば、在籍年数は関係ない。案件が無い会社に3年留まっても、案件が多い会社に居る1年の経験者には負けてしまいます」と背中を押していただき、転職活動を行うことを決めました。

追加サポートプラン:180日間

キャリアデザインプランを経て、本格的に転職活動を始めました。応募した職種は、現職のスキルを活かせるようなディレクター職・クライアントに伴走するカスタマーサクセス職です。その中で、会社のビジョンに強く共感できる会社に絞って選考を受けていきました。

転職活動の結果は、下記の通りです。

・応募した企業:8社
・内定をいただいた企業:2社
・途中で選考を辞退した企業:1社

私としては、大変納得している結果です。何よりも内定承諾をした会社は、ポジキャリを受けていなかったらご縁が無かったと思います。働き方も希望通りですし、今から入社が待ち遠しいです!

最後に

以前、理子さんから「あなたが我儘だと思っていることは我儘ではない。もっと素直に生きて良い。ご機嫌に生きることが、自分のためになる。そして、自信は意思決定による成功体験で形成されるので、意思決定の数を増やしてください」と言われました。

意思決定をすることは、私にとって大変高いハードルでした。取り組んだことのないものに対しては恐怖もあります。しかし、ポジキャリを経た今は、「意思決定は、卵殻にヒビを入れるくらいの軽やかなものと捉えて良いんじゃないか」と思っています。

私の場合は、考え込んだり身構えてしまうほど、腰が重くなってしまう性格です。考える前に行動に移した方が、軌道に乗りやすいことを知っています。
だからこそ、卵殻にヒビを入れるように軽やかな意思決定を行い、その数を増やしていく方が合っているように思うのです。実際に卵を割ってどう調理するかは、意思決定した後に検討しても良い。

これからの新たなキャリアの中で迷ったり不安になることもあると思いますが、それでも私はもう大丈夫です。
ポジキャリを通して、自分が「どうありたいか?」の感情に素直になることが出来たのだから。

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