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自閉症長男の就学に向けてのあれこれ 〜学童どうする編〜

本当はきちんとした文章で、時系列を追ってマガジンにupしたいところなんだけど、ひとまずは思ったことをダラダラっと書き残しておきます。

先日、学童の申し込みをするか・否かについて、幼稚園のママさんと話していたら「どうせ無料やし、とりあえず申し込んでおいたらいいんじゃないか」という話になりまして。

ずっと放デイに通うことしか考えていなかったから、学童については全く眼中になく。学校説明会でも、学童の先生が話しているのをほとんど聞いていませんでした。

利用料無料(年間の保険料が別途かかる)なら、とりあえず申し込んでおくか、と資料を見直していたら。

「利用申し込み」の期日と「体験会」の申し込み期日が同日?!

どういうこっちゃねん!っと、早速問い合わせ。
よくわかってなさそうな(失礼)おっちゃんが電話にでて、「こちらも色々手続きがあるんで〜」と。

「それはわかるんですけど、こちらも体験せんと利用するかどうか決められなくて……。その場合はとりあえず申し込んで、やっぱやめるってのもOKですか?」

おそらく、こんなこと言ってくるやつは他に居なかったのでしょう。おっちゃんから代表の女性に交代。体験会は、学童を申し込んだ人のために実施しているんだと。

むむむ、困った。これじゃ申し込みを決められない。

「うちは自閉症で、初めての場所が苦手だったり、少しでも不安を感じるとだめなんです。本人の体験時の様子を見て利用するかどうかを判断したいのですが、それは難しいですか?」

すると、声色がガラリと変わり。

「お母さん、そういうことなのね!!ご足労おかけするんだけど、一度お話に来てくれない?どういう支援が必要なのか、幼稚園の様子なんかも教えて欲しいんだけど」と。

さっきまでの“厄介者“扱いの雰囲気から、突然のウェルカム感。
診断名出すと話が早くて助かる。

翌日、幼稚園終わりに小学校へ。学校内に学童の教室があるのが普通だと思っていたけど(自分の地元もそうだったから)、どこの学校もそうではないらしいと最近初めて知った。

みんなの活動部屋を少しのぞかせてもらうと、すーっと中に入っていく長男。
とても興味津々な様子。お兄ちゃん好きだし。今のところ小学校に対していい印象のまま来れているので、そこまで大変なことにはならなさそう。

次男も後に続こうとするも、私が代表と隣の部屋にいくことを伝えると一緒に行くと。このまま私と分離して過ごせたら、少しは学童の雰囲気が掴めるかなと思ったけど、最近は私と離れることにかなり不安を感じるようで無理強いはせず。

隣の部屋に移動し、レゴを出してもらうも数分で飽きて先生の椅子で遊びだす。

子連れの面談は、まだまだ難しい。
話したくても子どもの前では言いにくいこともあるから、できれば見学と面談は別日にしてもらえるのがありがたいのが本音なんですが、子どもの様子も見たいと言われると仕方ない。

これまでの幼稚園での様子を大まかに話しつつ、学童の大まかな流れを聞きつつ、先生から長男に対して質問をしつつ、で10分ほど経ったくらいから「帰りたい」コール発動。

なんとか宥めつつ、一番聞きたかった話題を切り込む。

「こういう子が来ても、迷惑ではないか?」

どうしても手がかかるので、つきっきりではなくても誰かの支援が必要となる場面が多く、その時に他の子に迷惑をかけてまで通わせたいと思っているわけではない。ただ、いろんな子と関わることで、少しでも長男の興味の範囲が広がって、経験に繋がってほしいと思っている、と伝えました。

すると、代表は……。

「すごくしっかりした方針をお持ちなんですね…!!」

と感激されてしまった。
そんな反応されたのは初めての経験だったので、私も返答に困る(笑)

続けて、
「もし、学童に通われるということであれば、加配の申請をさせてもらいたい」

か・・加配?!え、学童って加配あるの?!知らんかったー!!!!

完全に私が無知なだけ。学童も児童福祉施設だから加配制度はあるそうで、つけてもらえるかは学童によるみたい。

なるほど、それで面談に来いってことね。加配の必要性を判断するためだったのね。

なんか勝手に、療育的な面談で私の不安や相談事を聞いた上で「どんな支援をするか?」の話かと勘違いしていたけど、ちょっとずれていた模様。

学童って「親支援」じゃなくて子どもの「生活の場」の提供なんだよね。

加配は申請すれば基本OKが出るものらしく、あとはうちが申し込むか申し込まないか。加配もべったりではないけど、つけてくれるならありがたい。

先生の長男への関わり方には、特に違和感もなく、ちゃんと長男の話を聞いてくれていたので安心感はありました。

でも、これが1対1だからこそ成り立つわけで、集団の中の一人となったときにどう対応してもらえるのかはわからない。

療育的な関わりを求めることはできないし、たとえば「体幹が弱いから、鍛えるような遊びを取り入れてほしい」ってのも要求できるものじゃない。
どれくらいのスキルがあるのか(上から目線で申し訳ない)まで見極めることはできなかったし、わざわざ「こういう子の対応を専門としたスキルをお持ちの方はいますか?」も聞かなかった。

療育じゃないしね。
指導員の配置基準見ると、子どもと関わるための知識はある程度はありそうだしね。

さてさて、どうしようか。
学童に通うなら、放デイの方がいいのか?

私の悪い癖で、すぐに白黒はっきりつけようとしてしまうけど、学童と放デイで対立構造にする必要はないんだよね。ここで「通う」「通わない」を決め切る必要もない。

通ってみてダメだったら、その時また考えればいいか。

長男の成長スピードに合わせてゆっくり考えさせてくれたらいいのに、こうやって生まれた瞬間から待ったなしで周りの環境がどんどん変わっていく。

この流れに乗らない選択肢なんてない。乗れなくても乗らなければならない。私たちの気持ちを置き去りにしてでも。

流れに乗り切れない親子は、私たちだけじゃないはず。
この取り残された感を知っている人が、気づいてくれる人が、学校側や支援側の人たちにどれだけいるのでしょうか。

母親が専業主婦でも週に数回学童を利用している家庭もあるそうで、利用自体に制限もなく、申し込めば誰でもOK。週1回からでもいいらしい。

あとは、長男が行ってくれるか。
そんなもん、蓋を開けてみないとわからん。小学校だってまだ始まってないのに、何一つ想像できない。

今は考えるよりも、わからないなりに一つでも選択肢を多く持っておくことが大切なのだろう。

いつもそうだけど、結局、一番不安を感じているのは私なんだよなぁ。

おまめ

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