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才能がすべて

約2年前、アベマで、ひろゆきが煽りに煽って

ウォイ!!!

と激怒した先生がいたが、ああいう人、いまやマイノリティである。それはウィル・スミスの例のブチ切れ事件での、後の叩かれ方を見ても、一目瞭然であるが。
 
じつは、おれの親族には医者が多い。
父方の血筋も医者の家系、母方の叔父も医者で、(当然のように)その息子、つまり従兄も医者になってる。

外科は男ばかり、とはよく知られていることだが、話を聞くところによると、ストイックな、手先が器用な職人集団。「血」への耐性の有無も重要。日常的に血ブシャ―!である。

ショートスリーパーで1日2時間しか寝ないとか。毎日院内で寝袋で寝るとか。真の肉体労働である。
次第に、世間と隔絶するのは致し方ないという気がする。コロナ過のときに、医療界全体がめちゃめちゃ叩かれてしまったが。

ドクターAこと麻生泰氏が、知り合いがもっていたStradivariusを見ていて「70歳代に入ってからの円熟した作」云々という話を聞くにおよんで、怪訝な顔をしてた。
現代のアスリートたる医者からすれば「70代…はあ?」なのだ。

親族の話に戻すと、ドメスティックな医療界は、意識が特殊なのだと感じる。大概、一族みな医師、及び医療関係者。
親族間の「血筋」にも気を揉んでる。最終的にはどこかの病院の婿養子になって跡取りになる…等が人生すごろくのゴール。封建主義的である。麻生氏も他の病院に出入りする医師のことを「風来坊」と呼んでいる。

万事こんなんだから海外の進んだ医療とも、ずいぶん隔絶しているのだろう。麻生氏のような新進的な人は、どこか息苦しくなるのかもしれない。だからこそ、YOUTUBEで弾けてるのかも。

今は院長として、オペもするけど、いつもは若手にまかせている。超絶技巧系の肉体労働なんだから、若手にやらせないと、やってらんないというのが本音であろう。
でも、頭領としての責任も重大なので、緊張感も保持している。自分の息子(お金持ちの息子)は、のんびりしてて、たぶんそういうのはないという感じ。

才能が、緊張を持ちうる。

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