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#76 想像、空想、妄想、創造の違い
頭の中で想像することって楽しいですよね。
意外と知らなかった「想像」と「空想」と「妄想」と「創造」の違いについて、書きたいと思います。
結論から言うと、
想像:実際には経験していないことを
頭の中で想い描くこと
空想:現実にはあり得ないこと、
現実と関係ないことを思いめぐらすこと
妄想:病的に抱く誤った判断や確信のこと
創造:新しいものを創り出すこと
想像
想像については、実際には経験していない事柄を推測することや、頭の中で想い描くことの意味で使われます。
想は、おもう。おもいめぐらす、像は、すがた、かたち。かたどる。という意味です。
例えば
「宝くじを買った。6億円当たったら何に使おうかな…」
「ガラスの散乱から推測すると、犯人はきっとこの窓から侵入してこの部屋に入ったのだろう」など
ある程度は、現実味のある推測をすることが、想像になります。
空想
空想については、現実では起こりえない事、
現実とは全く関係のない事を、頭の中であれこれと
思いめぐらすことの意味で使われます。
空想とは、現実世界ではありえない事に対して、強い憧れや興味をもっています。
映画や小説でファンタジーの世界を描くことは、空想になります。
妄想
妄想については、全く何の根拠もないのにも関わらず、
考えたことが「まるで現実に起こっている」または「起こる」という事を確信していて、その考えに囚われて抜け出せなくなっている時に使います。
①根拠もなくあれこれと想像すること。またその想像。
②とらわれの心によって、真実でないものを真実であると誤って考えること。
③根拠のない内容に確信をもち、事実や論理による主観的な信念。
妄想の妄という漢字はそもそも「道理が分からない、筋道が無い、でたらめ」などの意味を持っています。
創造
創造については、新しいものを生み出すことです。
創も造もつくるという文字で、
創作、発明、新しい考え方など、
既存のものとは違ったオリジナリティのあるものを
初めて作り出すということを指しています。
芸術作品など、今まで存在しなかったものを独自に産み出すといったクリエイティブな意味で使います。
使い分け
「〇〇さんからデートによく誘われる❤️」
ある程度の根拠がある場合
「〇〇さんにもし、告白されたら…」と
考えるのが「想像」です。
ある程度の根拠がない場合
「もしも、〇〇さんに告白されたら…」と考えるのは「空想」です。
「〇〇さんは、私のことが好きに違いない!
告白したら喜ぶはずだ!」
というのは「妄想」になります。
やはりこれらを使い分けるには「現実味」というのが重要なポイントになります。
まとめ
「妄想」「空想」は「想像」という言葉がもとになっているので、その性質も使い方も似ています。
「想像」は「妄想」の一部であり、「妄想」もまた「想像」の一部です。
「想像」や「空想」だと言われていたことが病的だと判断されれば「妄想」と言われることもあるかもしれません。
「妄想」のような病的な思い込みはくれぐれもしないように気を付けたいですね。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
godaigenso
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