その土地には、その土地の・・・

いじめの件数が過去最高に達したらしい。
昨年、耳にしたニュースだが、
それは全国低にいじめが増加しているからだ。
でも、学生が傍若無人な行動をとるのは、
彼らの住んでいる土地にも関係があると思う。

中学時代にいじめを受けたことは書いた。
その後、高校に行っても入学後しばらくしたら、見知らぬ二人があらわれて「おまえが、入試で最低の成績だった」と言った。

現在も引っ越した先で過去を調べたのか、中学生がボクの苗字を叫んで逃げて行った。（前の家では、中学生とのトラブル＝中学生側がケチをつけて、反応したら苗字を叫んで逃げていくのが始まり、それは1年半続いた。中学校へ行ったり・警察へ言ったりして、やめさせようとしたが、警察では偉いと思われる人に「おまえは神経の病気だろう」と言われたので、その言葉で「最後の手段として、警察を頼ったが、ここも同じだ」と思い退散した。近所のおばさんが、学生の一人を捕まえたが、それでもやまなかった。）

このように、いじめの拡散は、それを告げ口するタイプの人間がいるからであり、それを知ると「よし俺たちも」と考えるヤカラも同時に存在するからである。

今回は、それが大人といわれる人間も加わったために、ボクは苦しみ続けたのである。外人も子供も年配者も加わったから、ボクの受けたダメージといったら、そうとうのものであった。

ここでもいじめが続いていたある日に、中学生がボクの苗字をさえんで逃げていった。おもわずいつもより大きな声を出したら、まわりから、女子中学生らしき声で「やばいよ」と聞こえたが、その後もずっと、若者の嫌がらせと思われる言葉が聞こえ続けた。



全国でいじめが増えているのは、「いじめを加速させられるアイテム」が、さも簡単に入手できる世の中であることも、原因のひとつであろう。
（テレビ・スマホ・パソコン・ドローンなどが、それにあたる）

ここから書いていくのが、いじめが起きる土地についてだ。

ボクの通った中学は、市の駅南地区にある。
基本的に、北部と南部では南部に不良が集中するとされている。
ボクの従兄弟たちは、みんな同じ中学に通った。
ボクより一年上の、その中学の生徒が東京に修学旅行に行ったときには、東京の中学生を「持ってきたナイフで刺す」と言う事件が起きたという。

その中学校の悪いうわさは聞いたし、同中学出身者は「休み時間になるとトイレで殴り合いの喧嘩をするやつも、いた」と言っていた。
ボクが直接この目で見たのは「学生服を着たままで、毎日のようにパチンコを打っている姿」と「コンビニから出てきた女性（親）が、中学生にたばこを渡す姿」である。両方とも、その中学の校区内での出来事だった。

その中学の姉妹校であるボクが通った中学では「その中学の生徒がカチコミに来る」というらしいということもあったらしい。


ちなみに「一力一家」というヤクザの事件は、わが母校の校区内で起きたのであり、一年年下の女性生徒の親がヤクザをあおっていたとされている。

土地により、そこに住む人たちの性格も違ってくる。
激しい性格の人が多く集まっている場所もある。
それを抑えるためか、ボクの住んでいた家の近くには神社があった。
「コノハナサクヤヒメ」がまつられていたようだ。


最近、父が入院した病院に行くときに、母校の前をバスで通り過ぎたら、スポーツで母校の生徒が優秀な成績を残したことが書かれたものが、学校の表に貼られていた。昨年、従兄弟たちが通った中学のまえにも、やはりスポーツで頑張った生徒の成績が学校の前に貼られていた。

そのように、スポーツで不良を更生させる手段もある。
いじめの特効薬はスポーツなのかもしれない。
それでも、その中でもいじめは起きるのだろうけど。

日本国民全体が、何かにおびえているようにも思える。
それを素直にあらわすのが若者であるが、それゆえなのだろう。

直感の働く人には、未来がわかるのだろうか？
それゆえに、おびえているのだろうか？
それとも、最近起きている異常気象でおびえているのだろうか？

人の心が穏やかでいられるようになればよいのだが。