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『新・必殺仕掛人』の「巳代松」さんに、一目惚れしました。


「仕掛人・藤枝梅安」の作者でもある『池波正太郎』先生は「人を殺す場面は書けない」ということで梅安シリーズはあまり出版しなかったのですが、朝日放送と松竹が共同で制作した「必殺仕掛人」がヒットしたことにより、シリーズ化されて「必殺シリーズ」は長年にわたり人気番組として放送されることになりました。


ボクがまだ中学生の頃にオンエアされた必殺シリーズ10作目の「新・必殺仕置人」に登場した「巳代松」こと「中村嘉葎雄」さんの演技とキャラ設定を知り彼のファンになりました。



「巳代松」が敵を倒す時に用いるのは「竹鉄砲」であり、みずからが作った武器で敵を倒すのですが、拳銃とは違い使用できる玉の数はひとつだけという「一撃必殺」の武器なのです。

1度使うと玉の補給ができないから、必ず一撃て仕留めなくてはならないという条件で「仕置き」をするのです。

仲間の「仕置人」である「中村主水」(藤田まこと)さんや「念仏の鉄」(山崎努)さんの仕置方法なら1度失敗してもやりなおせますが、彼に失敗は許されないというか「失敗=死」ということもありえるのです。

「…4間、…3間、…2間半、…2間❗」

的確に距離を計り、その間合いに敵が来た時に「竹鉄砲」を使い一撃で撃ち殺す!

この場面を初めて観たボクは、その時一撃で心臓を撃ち抜かれたのです。

一撃必殺!!!

「失敗は…死?」


仲間に助けられるシーンも、たびたび観られましたが、ほぼひとりで敵を仕留めるのです。

精神力・集中力・気合・そして覚悟!


これらが揃ってなければ「到底実行には踏み切れない」と思います。

巳代松の人生は悲しい結末をむかえることになるのですか、彼はそれも覚悟のうえだったのではないか、と推測します。

「それが仕置人たちの運命!」

…なのかもしれません。

「中村嘉葎雄」さんは「王様のレストラン」にも出演しておられますが、当時とは違い「ギラギラした目」はしておらず、常に和やかな表情で演技しておられますよ。

同じ人てはないとおもわれる方もおられるかもしれないですね。

「必殺仕置人」にはプロ野球「阪神タイガース」で、三塁手・一塁手・二塁手・外野手・そして投手としても大活躍した(現在なら「五刀流?」といえばよいのか)「藤村富美男」さんも仕置人たちを支配?する「寅の会」の元締である「虎」の役で出演しておられまして、仕置きには現役当時に使っていた「物干し竿」のような武器を使って殴り殺すことで仕留めていましたよ。

その貴重な場面がパチンコの特殊な大当たりの時にも、使われていましたね!

(すみません、見つけにくいシーンだったので、つい「京楽」というメーカーのパチンコの映像から探しました。)

それから、番組のエンディングに使われた「川田ともこ」さん(当時13才?)の歌う「あかね雲」も最高によかったです。

必殺シリーズをよく知る人たちからは、この作品が『必殺シリーズでの最高傑作』とされているらしいのです。

「虎」の側近「死神」役には「河原崎健三」さんであり、仲間の密偵「正八」(火野正平」)と「おてい」(中尾ミエ)は最後に「巳代松」を補助して仕置きをすることを助けるのです。

最終回「巳代松」と「おてい」は…。

いや、やめておきましょう。

ネタバレも最後まで書かない方がよい時もありますからね。

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。

ぜひとも書き残したかったことを、好き勝手に書かせてもらえたことを感謝します。




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