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こうなることは当然だった…?

父との年齢差は42歳、母とは36歳違いです。


「父の言い分は絶対であり、逆らうなかれ!」と母はよく言いました。


自分がそのせいで苦労させられてきたのにも関わらずにです。


思春期を迎えるまでのボクは「親の言うことをよく聞くよい子」だったみたいです。


中学生の時に「何でそんな手をしているの?」と言われ、母にそのまま伝えてみたら「茶室に行きなさい」と言われ、遅れてきた母がいきなり泣き出したことで、疑問を感じたことが、ボクの考え方を変えたのでしょう。


「この人たちは、どこかおかしい!」


母親が仕事を持っていたことや、そのことに理解を示さない父親、見せかけの夫婦のように見えてきたのだと思うのです。

ただ、そんな考えが浮かんでも、両親の言うことを聞かなくなるような態度は見せなかったけど、それまでは一切疑うこともなく、言われたままに従ってきたことが、本当に良かったのだろうか?と、不信感がわいたのは確かなことだったと思います。


高校生になり、月に5000円のお小遣いをもらうようになったけど、それを学校の近くにあった駄菓子屋で、アーケードゲームをプレイするのに使うようになり、家に帰るのが遅くなりだしました。

ゲームでお金を使っていることは、決して公言することもなく、無くなれば無くなったで、お小遣いを欲しいとは言わずに我慢しました。


その後、就職試験で合格して、それを担任教師に言う時にふざけた態度で言ったのを根に持った担任教師が、ある土曜日に職員室へとボクを呼び出し、いきなり平手打ちしたから、その日から登校拒否を続け、担任教師が親に謝りに来たことで、両親は初めて登校拒否していたことを知りました。


本来なら、親に謝りを入れただけでは許せなかったけど、そこは「よいこのつとむちゃん」ゆえに、嫌々登校を再開したけど、クラスメートは「もう1日も休めなくなったみたいだよ!」と、ボクに聞こえるようにつぶやいたりしました。

親に迷惑がかかるようなことは一切してこなくて、それ以来もそれは守り通しました。


就職先の東京へ行くことを告げた時には、父親は泣いて「親を置いていくのか?」と、とんでもない言葉を言いましたが「こいつはどこまで自分勝手なんだ!」と怒りさえ感じたのです。

その点、母は「東京なら新しいものが何でも観られるから…」と、父とは真逆な言葉を言いました。


東京での暮しや通勤ラッシュ、給料の安さ、同期の奴らとの人間関係など、複数に問題があり、わずか3ヵ月で、浜松へと逃げ帰るように戻って来たけど、それと話は別なのか、今度は就職活動をせずにいるボクに対して父親は、神経科の診療所へと行くことを勧めたのでした。

身体も心もボロボロになって帰ってきたことを知りもしなかったからです。

自身が統合失調症であることを知っていたのかは不明ですが、何でも自分の思いどおりにしないと気がすまない性格が、ボクの将来に影を落とすことになったのです。


「あ~あ、こいつが父親じゃなければなあ…!」と思ったのは、それが最初で、その後も人並みの父親とは、すこしズレた考え方をしていて、災いを与え続けたのです。


その一番の例えが「ゲームセンターへ行っていても、一銭も儲からないから、パチンコに行け!」でしたよ。


母親も、家庭のことはないがしろにせず、時間を作っては「茶道の勉強」や「能楽のうたい」とやらを学んだり、書道を習ったりと「何処からそんなパワーが出てくるんだろう」と思わせるほどパワフルに活動していました。


でも、ボクが求職活動しないことは、気に入らなかったようですが、ボクがハローワークへと行って求人票をもらってきて、父親に「この仕事はどんなことをするの?」と尋ねても「おまえの指では無理だ!」と幾度も一喝され続けたのだから、仕方のないことだったのだと、ボクは感じていましたけどね、間違っていますかねえ?


父親は少しズレている、そして母親は父の言うことに逆らわない、正しい意見を言ってくれる人が我が家にはいなかったのです。


いろんなことがありましたけど、一家の家長があれではダメだろうと、今になっても思えます。


思い出したくもないけど、笑っている父親の顔が浮かんできます。

母親が父親を甘やかしていた結果が、まともではない家庭を作り上げたといえそうです。


自分は茶道に熱を入れていられたから、辛いことにも耐えられたのだろうけど、息子のことも、もう少しは考えて欲しかったです。


両親はもういないけど、だらしない息子であるという評判を広めたのは両親だし、敢えて言い訳はしてこなかったし、これからもしないつもりでいます。


ただnote関係者のみなさんには理解してもらいたかったから、ここに記すことにしたのです。


理解していますよ、これからをどのように生きるかが問題なのですよね。

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。


終わります。


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ブルーライト浴びすぎてないですか? ファミコン1日1時間、パソコン1日好きなだけといいます。 そんなに書けないけど・・・また読んでください。