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ハンバーガーを片手に、もう片手にはシュワシュワするお酒を

カラッと晴れた日中。ハンバーガーを片手に、ビールや酎ハイ、コークハイで一杯。

ひとがセコセコ働いているときに、呑むアルコールはなぜ、うまいのか。

ハンバーガー片手に百薬の長を呑もうと、日本でおそらく一番有名な黄色いMのハンバーガー店にむかう。

値段をみて、おどろいた。すこし洒落た服をきて、赤と白のバルーンが飛んでいたり、屋上でヒーローショウがやっていたりするデパート。そこで食べる、トマトケチャップライスに旗がささり、ハンバーグとエビフライがついてるセットぐらいのお値段になっているじゃないか。

もはや、ハンバーガーは庶民の食べ物ではなくなったのかもしれない。

庶民は指をくわえて、ハンバーガー片手に一杯をたのしめないのか。

否である。ファーストに買うのが高いのであれば、じぶんで作ればいいのである、ハンバーガーを。

よくよく考えてみよう、ハンバーガーは、パンズとパンズで食材をはさんでいるだけだぜ。だけ、なだけに色々な味付けや材料、こまかいテクニックは必要だが、基本ははさむだけだ。

そして、じぶんではさんで作ったハンバーガーは、ペラペラッのパサパサのファーストに作られた量産型ハンバーガーよりも、かくじつにうまいハンバーガをーを作れる。

時は金なりという、金でハンバーガーを買い食べるか、時をつかってハンバーガーを作り食べるか。

金がなく、時はある、庶民は、パンズをはさみハンバーガーを作る。


具材を。


バンズではさみ。

ハンバーガーをつくった。

はさむ具材の種類、くみあわせも無限だが、ハンバーガーにあわせるアルコールも無限大である。ビールから酎ハイ、レモンハイ、コークハイなどなど、カラッと晴れた日の昼間にハンバーガーをほおばる し あ わ せ。

ハンバーガーは、具材をパンズではさめば作れる。OKですか?OKですね?

といっても、こまかく作り方をしりたい人もいるだろう。ハンバーガーの作り方をざっくばらんに説明しよう。

ベーシックなハンバーガーの作り方

こちらのレシピを参考にハンバーガーを作った。パンズでなくとも、食パンでも可なり。パンズが売っていないと、あきらめているYOU。食パンでもハンバーガーは作れるのデス。


パンズは、フライパンなどで挟むがわに焦げめをつけておく。パリッとし水分をはじきやすくなる。

やわらかいパンズが好きなひとは、焼く必要はない。

ハンバーガーにいれるパティは、ハンバーグではない。くりかえす、ハンバーガーにはさむパティは、ハンバーグではない。

牛肉100%だけが、パティとなのれるらしい。マァ、いろいろなハンバーガーがあるいま、どうでもよろしいことかもしれない。


牛肉のこま切れをたたく。和牛もよいが、海外産の獣臭のあるワイルドなお肉もまたたのしい。

包丁をしならせ、太鼓を叩くように、ゴリラが胸を叩くようにリズミカルに牛肉をたたく、たたきあげる。


ミンチ状にした牛肉に塩と黒胡椒、ナツメグをいれ形をととのえる。焼くときに割れないようにしっかりと固める。

ナツメグは、なくてもかまわない。しかし、お肉料理にナツメグをくわえると、新しい味覚の扉がひらくだろう。


カンカンに熱したフライパンでパティの両面を焼きあげる。焼き加減は、レアでもミディアムでも、ウェルダンでもお好みの焼き加減をえらぶとよろしい。

紅い透明な肉汁がこぼれ落ちるのを私はこのむ。レアな焼き加減をたのしめるチェーン店はないように思う。これだけでもハンバーガーを作る価値はあるのではないだろうか。

あなたはどう思います?


パティを焼いたフライパンには、肉の旨味がのこっているはず、メイビー。

ワインビネガーとアンゴスチュラビターズをフライパンにいれ煮つめる。

おっ、コイツ料理デキルなと思わせるテクニックとしては、一般人がしらないであろう調味料や食材をつかうことである。オリーブオイルつかいの彼がよい証明になるだろう。

わたしが書いたアンゴスチュラビターズのくわしい記事のリンクを貼っておく。


冷たい油に切ったジャガイモをいれる。180℃まで温度をあげる。なかがホックリとするまで揚げる。


お好みの焦げ具合になるまで揚げる。カリカリ派、フワフワ派、いろいろな派閥があるだろう。

パティを焼き、フライドポテトを揚げたのであれば、もうハンバーガーはできあがったようなものだ。

あとは、はさんでいくだけ。


マスタードをこってりとパンズにぬる。


レタスと紫タマネギ、トマトをのせる。お好みの野菜をのせるとよき。


月ものせる。月見バーガーとなっているが、あれじゃ月をみれないよね。フライパンで作ったソースも月にかけておく。


パティをのせ、チーズものせる。このうえにパンズをのせてもいいのだが、ここで一工夫。


炙る。火傷には御注意を。


ジュウジュウと焦げたチーズにソースをかけて、パンズではさめばハンバーガーのできあがりだ。

ぎゅっと押しつけないと、ひとくちでかぶりつけないほどの厚さのあるハンバーガー。焦げたチーズとソースの香りが潤と香る。いやでも食欲がます。

あおら口をおおきくあけ、がぶりとかぶりつく。やわらかいパンズの端まで行くと、カツンと硬いこうばしい食感にあたる。シャキっとパリッと爆ぜる野菜群。

その野菜群に、熱き血潮といった牛肉のお汁がワーッとあふれだす。口からもれる、左手でぬぐう、左手のお汁をなめる。口のなかには、牛、卵、野菜のカーニバルがくりひろげられる。

そこにキンキンに冷えたアルコールをぐいっと流しこむ。赤ワインでしっぽりいくのもよき。

これだよ、これ、肉を食べたという満足感。ペラペラしていないマッチョなハンバーガー。

チキンサルサバーガー


温めたバンズにケチャップをぬる。


レタスとチキンサラダをのせる。


サルサソースをのせる。

サルサソースの作り方は、トマトをざく切り、紫タマネギはみじん切り、青唐辛子もみじん切り。塩と胡椒をふっておく。タイムをくわえると爽やかな香りになる。

オリーブオイル:大さじ1、ワインビネガー:小さじ1、レモン汁:小さじ1を野菜にまぶし冷蔵庫で半日ほど冷やしておく。

ノーマルなハンバーガーがマッチョだとすれば、チキンサルサバーガーはスマート。かるく爽快、カロリーは控えめ、野菜をたっぷり食べられるハンバーガーとなっている。

パンズでなくても、タコスやトルティーヤ、白米にのせてもよい。利用方法は無限大。

グラタンコロッケバーガーのレシピはながくなりすぎたので別noteに書いておいた。

バンズを買う、食パンでも可。具材を焼いたり、揚げたり、切ったりする。パンズで挟む。

これだけで、昼からお酒を片手にペラペラでない食べごたえのあるハンバーガーをたのしめる、時間はかかるが。

ハンバーガーを組みたてながら、味を想像し、なんのお酒といっしょにやろうか、と考えるたのしみもある。

人と動物のちがいは想像力があるか、ないか。そして、ハンバーガーを作る人間と作らない人間のちがいもある。

挟む具材を想像し、あのお酒とあわせたらオイチイと想像するたのしみ。

さぁ、はさみ、かぶりつき、のむのです。

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