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夢を視る、ゆえに人は狂うのか?#私だけかもしれないレア体験

夢を書くと気が狂うと言われている。

夢とは、お金もちになりたい、あの職業につきたいなどの夢とはちがう。

寝ているあいだに視る夢のことだ。

なぜ、夢を書くと気が狂うのかは知らない。狂った人がいたのだろうか。

わたしは、三つの夢を覚えている。だから、それを今書いているわけだ。トチ狂いだすかもしれない。

三つの夢は、ある条件にあてはまると必ず視ることになる。

まずは、ひとつめの夢。

視点としては、上空から下を視ている。下には、地球のうえにたっているわたし。意味がわからないだろうが、ビーチボールぐらいの大きさの地球にたっているわたしが視える。

そして、わたしはひどく動揺している。真っ暗な宇宙空間のなかでポツンとひとりたっている。ちいさいときに布団がガバッとかぶせられた闇の恐怖、レストランで食事を食べおわったあとにお金がなかったときのような焦り、電車をのりすごして見知らぬ田舎に降りたった孤独感。

あーっと大声を叫びだしたくなる恐怖と焦り、孤独感がふくらんでくると、地球がいきなり消える。まえぶれもなく消える。

宇宙空間だろうに、真っ暗な底に落ちていく。落ちていくときの、スーッと浮く感覚と落ちたら死ぬという恐怖だけを友達に落ちていく。そして、アカンと思った瞬間、また地球のうえにたっている。

恐怖やら、焦り、孤独感がふくらみ、また落ちる。延々この夢をくりかえす、涼宮ハルヒの夏休みのように。

眼がさめる。この夢を視るときは、水を飲むと、上の口から黄色いすっぱい胃液がでるまでリバース。食べものを食べると、舌の口から泥汚水をブッ飛ばなす状態になっている。

この病状になるだけで、ツライというのに、就寝中もロクデモナイ夢を視させられる。

たまったもんやないで。

2つめの夢は、マインクラフトのような視線、つまり生きているあなたと同じ視線だ。

ベッドで寝ている。突然、部屋のなかにドアを蹴破り殺意の塊が飛びこんでくる。その殺意の塊は、もやもやとした黒いもので正体はわからない、ジェイソンかフレディー、松岡修造かもしれない、しかし、わたしを殺す気なのはわかる。

右手も黒くぼやぼやとしているのだが、その手にもっているもので殺す気なのはわかる。斧かチェンソー、刃、ピコピコハンマー。なにかはわからないが、それにあたれば死ぬのはわかる。

とうぜんBの速度で走りだす。黒いもやが追いかけてくる。T字路にぶちあたる。いつも、いつでも、オールウェイズ右側にいく。

そして、落ちる。穴など視えなかったのに、落ちる。落とし穴がとつぜん口をあけたような穴に落ちる。

いっしゅんの浮遊感、そして落下する恐怖。落下する穴は、ピサの斜塔やグリフィスが幽閉されていた塔のようであり階段がある。

そして、アカンと思ったとき、部屋に戻される。そして、また襲われる、逃げる、落ちる。延々とこれを繰りかえす、起きるまで。

外出時によく視る夢。この夢を視るトリガーは、北マクラ。北をむいて寝ると、かならずこの夢を視る。はじめての場所で寝るときは、方位磁石が必須な体になった。

3つ目の夢は、夜間に車を運転している夢だ。日本の住宅街だという設定なのはわかる。だが、アスファルトは舗装されておらずに砂利がむきだし。また、いまの日本の道路のように煌々と明るくない。視界はヘッドライトが届く2~3メートルほど先まで。そして、ハイビームにはできない。

時速30kmほどで車を走らせていると、ヘッドライトに照らされる白い日本猿。その白い日本猿の背中には、暖かい液体からでたばかりの人間のような顔の子猿がしがみついている。

ブレーキを踏む。自動車は減速せずに走りつづける。白い日本猿の顔を視る。親猿も子猿も、眼と口がない。そこには何か黒い穴がある。そして、逃げも隠れもせず、ずっと黒い穴が、こちらをジッと視つめている。

4つの黒い穴に視つめられる恐怖。親子の猿をはね飛ばすという罪悪感から眼をとじる。

おそるおそる眼をあける。なにもなかったように車は走っている。曲がりも跳ねもしなかった車。静かな闇夜を車は走りつづける。

そして、ヘッドライトの光が、黒い穴の眼の白毛の猿をてらしだす。何度も何度も繰りかえされる、この光景。底の視えない黒い眼、赤い肌、白い毛の日本猿。逃げるでもなく、こっちをジッと視つめつづける。起きるまでこの光景を視つづける。

猿の夢は、過去三回視た。この夢は、1年以内に交通事故をおこしそうになるという警告的に視る。

1度目は、雪が舞い散る伊吹山の山道。路肩にとまっていた車がうしろを確認もせずに、フラフラと車道にでてきた。ちょうど通りかかったわたしはブレーキをふむ、すこしハンドルを傾けたようで滑る車体。逆にハンドルを切るが、右の前輪が溝にはまった。

はじめてJAFを呼んだ。通りすぎる人たちが笑っているように感じられ、ホッペタが赤くなった。

あの確認せずに車道に飛びだしたドライバーは、あおられて痛いめをみてもヨシと思う。

2度目は、二車線の道路を走っていたときだ。車道の横道にたいして、優先道路じゃない小道から、自転車に乗った小さいお子様が、ノールック、ノーブレーキで飛びだしてきた。急制動をかけた、インプレッサのブレーキシステムにあれほど感謝したことはない。このクソ餓鬼さまのおかげさまで、ドライブレコーダーを買った。

3度目は、ふつうに走行していたときに、クレパスを踏みぬいたような悪寒に襲われた。車のブレーキがきかなくなった。

ミッション車だったのでことなきをえたが、スピードをだしすぎていれば、おそらく悲惨で凄惨、下手をすれば手にお縄をかけられるような事故をひきおこした可能性も無きにしも非ず。

ブレーキがきかなくなるかもしれない運転、必要ですゾ。

猿の夢を視たときは、1年以内に事故をおこす可能性があるという警告。ありがたいものだが、期間が長すぎる。そして、怖すぎる。

つねに安全運転せェよ、というお達しかもしれない。

以上、わたしの夢について書かせてもらった。明日から、もしも、わたしが狂ったのであれば、このnoteのせいだろう。

わたしが狂わないことを祈ってクレメンス。

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